いじめを苦に自殺した少女を前にして、あなたは何も言えないでいる。

（現ド）１１．悪に制裁を。（作：愛佳　様）　※完結お疲れ様でした※

（作品URL）

（エピソードURL）

　好きだった人からの暴力がエスカレートしていくエピソード。

　理不尽な要求にも次第に反抗する力を失っていく。

＞もの忘れ以前の問題としてただの理不尽だ、って言うこともありますが、当時の私にはそこまで考えが及びませんでした。目の前に蹴られ続けるか恥ずかしい思いするかの二択がある、としか考えられなかったんです。

　ていうか今考えると猫耳の写真とか……。これってもうただの変態ですよね。気持ち悪い。

『当時の私にはそこまで考えが及びませんでした。』のくだりが、根の深さを思わせる。他のエピソードを見ても本当に行き詰まっていたのが伝わってきて、身につまされる。

　最後の一段落のように一歩引いて状況を見ることが当時もできていたとしたら、また違う結末になったのだろうか。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい