剣の神は百年に一度、天才を地上へ遣わす。

(歴伝)4.あの空の向うへ(作:Maro 様) ※完結お疲れ様でした※

『旅立ち』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885891110

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885891110/episodes/1177354054885891120



 刺客を見つけるため。大事な人の仇を討つため。旅の先で再会した女将とのエピソード。

 瞬殺――という単語がしっくりくる。


>慎之介は驚いている女将に、空になったどんぶりを差し出し、「お代わりお願いします」と云う。女将はポカーンと動かない。娘がどんぶりを受け取り板場へ走った。

 年配の男は声も出ず、慌てて表へ飛び出した。

 客の一人がそーと表を覗くと、若い二人は白目をむいて気絶していた。


 小さい頃に世話になった人たちのピンチへ現れる、強くなった青年。

 こういうシチュエーションは物凄く好き。

 雑魚など歯牙にも掛けない様子が、どんぶりを差し出す仕草と女将の表情で表れている。

 ただ、この境地に至るまでに彼が経験してきたことを思うと、胸が痛む。いや、だからこそこの強さに感銘を受けるのか。

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