『【休憩】愛と冒険の長い一日』について感想書いてく
(作品URL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885366105
(エピソードURL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885366105/episodes/1177354054885563059
彩月の過去、そして彼女の母とのエピソード。
彼女の台詞は明るくて重い。リアルを感じる。
>ジンジャーエールの泡を眺めながら、とりとめのない話をして、ふと沈黙が降りた時、息をするように彼女を抱いた。
フリルと装飾に覆われたドレスは鎧のように、美しい人を世間の不安から守ってきたのだろう。
一糸纏わぬ無防備な身体は、この世のものとは思えないほど綺麗で、今にも消えてしまいそうな儚はかなさを帯びているのに、腕の中の温もりは果てしなく、深い海みたいに、どこまでも優しく胸の奥まで沁みるから、理性なんてすぐに飛んで行ってしまった。
上手いと思った。
特筆すべきは、最後の段落が丸ごとひとつの文でまとまっていること。これだけの文字数で、違和感なくスムーズに読ませる文章力は凄い。
また、全体的に淡く柔らかい印象の筆致なので、ネガティブな話題もポジティブな話題もふんわりと包み込むようにして読者に届けてくれるのが心地良い。
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