第2話
ある日のこと。
みーちゃんは、ごはんの前に手を洗おうとして、指輪が無いことに気がつきました。
「指輪が無い!」
洗面台の下、
机の上、
ソファの隙間、
お母さんのエプロンのポケット、
お父さんの靴の中、
お父さんと、お母さんも、一緒に探してくれましたが、やっぱり、ありません。
みーちゃんは、心配で、どきどきしました。
「大事にするって、約束したのに」
今朝までは、みーちゃんの指に、確かにあった、赤い指輪。さっちゃんのくれた指輪。
さっちゃんのことを思うと、また、涙が出てきました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます