3話📱仲良くなりました。
『二人とも何でまた
あんなん所でヤってたんですか?』
たまたま見てしまった
私としては気になる‼
「別に、大した意味はない」
颯介さん曰く、
[ヤりたくなったから]らしい。
本能的な発言だよね。
夏弦さんは恥ずかしかったのか
顔を真っ赤にして俯いてしまった。
あちゃー
同性の恋人がいるのに私より純情そうだ。
「颯介のバカ」
可愛らしいなぁ~
『でも、たまたま
見たのが私でしたからよかったものの、
一歩間違ったら通報されてましたよ?』
同性愛にまだまだ理解のない
こんな国だから、下手したら
マジで通報されかねない。
「言えてるな」
あまり気にしてなさそうに
颯介さんが同意した。
もぉ、楽観的なんだから(苦笑)
夏弦さんは何も
言えなくなったみたいだ。
『お二人は何処で知り合ったんですか?』
純情そうな夏弦さんと
チャラそうな颯介さんは
何処で出会ったんだろう。
「高校時代」
十代の頃から一緒なんだ。
『いいですね、学生の頃から
知っている気の置ける相手が
恋人なら付き合いやすいでしょうね』
私は専門学校を卒業してから
引きこもり生活をしているから
恋人なんて十年以上いない。
文睦さんも此処二・三年いないらしい。
可笑しな組み合わせの四人だろうな(笑)
それか、逆ハーレムとか?(笑)
三人とも整った顔をしているからなぁ。
随分と長く話していたらしい。
『私、そろそろ帰りますね』
スマホを見るとバスの時間が迫っていた。
この時間帯を逃すと一時間
待たなきゃならない。
「そうだね、女の子は
そろそろ帰った方がいい」
秋の空は直ぐに暗くなってしまう。
『今日はありがとうございました』
三人にお辞儀をしてバス停へ急いだ。
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