ヒロシの親戚
ヒロシの妹「親戚のター坊が『大の男が小学校の近くを徘徊していた罪』で逮捕されたらしいわ」
ヒロシ「そんな不条理なことがあるか! ター坊の欲望の対象は二次元だけなんだよ。リアルな子供になんだかんだするハズがない!」
ヒロシの妹「でも、それを証明する手段なんてないわ」
マルぼん「ある!」
ヒロシ「ほんと?」
マルぼんは電気スタンドを取り出しました。これこそ機密道具『身分証明照明』。こいつの光で照らされた人の影は文字に変化します。その文字は、照らされた人物について解説した文章となるのです。
マルぼん「光の強さを調整すれば、趣味とか嗜好とか性癖とかもわかるようになる」
ヒロシ「これでター坊が現実にはまるで興味がない、二次元に性の捌け口を求める人間であると証明すればいいのだね」
ヒロシの妹「そんな意味のわかんない文章がなんの証拠になるのかわかんないけど、やらないよりはマシよね。親戚に犯罪者とかでると困るし(本音)」
マルぼんとヒロシとヒロシの妹はさっそくター坊の収容されている留置所へと向かいました。さっそく警察官に詳しく説明するマルぼんたち。
警察官「(哀れみの目で)とりあえず、その電気スタンドを使えば気が済んで帰ってくれるんだな」
気の優しいおまわりでよかった。
マルぼんたちは、面会所に現れたター坊に『身分証明照明』の光をあてました。ター坊の影が、文字のように変化していきます。
ヒロシ「読んでみるよ!『ター坊。35歳。好みのタイプは二次元美少女だが、現実の女性を妄想のチカラで二次元に脳内変換し、性の捌け口にすることができる。相手がおっさんとかでも、その卓越した妄想力で、二次元美少女に脳内変換されることも可能だ。まさに淫獣。21世紀に現れた性欲堕天使。』」
こうして親戚が1人減りました。
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