エロゲ原先輩のはちみつ授業

エロゲ原先輩「ギャルゲーの公式サイトで配布されてる壁紙を落として、パソコンのデスクトップの背景にしてみた」



ヒロシ「うらやましいなぁ。僕もお気に入りのキャラクターの壁紙でデスクトップを桃色でそめたいや」



マルぼん「ちょっと努力すれば、すぐにかなう夢だろ。がんばりな」



ヒロシ「そんじょそこらでは見られない、レアな壁紙が欲しいよう。ステキな背景にしたいよう」



マルぼん「仕方ないなぁ。たしか、みらいのギャルゲーのミニゲームでゲットできる壁紙がある。これを背景に」



ママさん「ヒロくん」



ヒロシ「あ、母上」



ママさん「ママは今日から、魔法少女よ。これからは、勉強しないと、魔法の力で貴様を蛆虫にしちゃうから! カエルにしちゃうから! 鯖にしちゃうから! 空からオタマジャクシを降らしちゃうから!」



ヒロシ「は、母上…?」



パパさん「ヒロシ」



ヒロシ「父上」



メスゴリラ「うほうほ」



パパさん「父さんは、このメスゴリラを愛してしまったんだ。これから、このゴリラを母と呼ぶように。母と慕うように。甘えるように。ちなみにそこの自称魔法少女とは別れたからな」



メスゴリラ「ウホーン」



ヒロシ「こ、こんなの家族じゃない」



 数年後。某裁判所。



弁護人「被告人・大沼ヒロシの背景には、このように悲惨な少年時代がありました。大沼被告が、今回のような犯罪を犯すまでに至ったのは、この背景が…悲惨な少年時代が与えた影響が大きく…」



 ヒロシの人生にまでステキな背景をもたらしてくれた、『みらいのギャルゲーのミニゲームでゲットできる壁紙』の効果は絶大だと思いました。

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