ヒロシ、脂肪確認!

 食っちゃ寝を繰り返していた大沼ヒロシさんはぶくぶく太ったのでした。特にぜい肉のついたお腹の醜さときましたら、もう!



ナンシー「ワタシノ国デハ、自己管理ガデキテイナイトミナサレ、太ッテイル人ハ社会的ニ信用サレナイトイウ都市伝説ガアリマース。ダカラ、太ッタ大沼サント、モウオツキアイスルコトハデキマセーン!」



ヒロシ「うわー! 恋人のナンシーさんに三行半をつきつけられた! どうしようー!!」



マルぼん「痩せるしかないねえ」



ヒロシ「すぐに痩せないと、ナンシーさんがどこの馬の骨ともわからないヤツに寝取られる可能性があるよ! そしてアレなビデオレターが送りつけられてくるやもしれないよ! すぐに痩せられる機密道具だしてえ!」



マルぼん「『脂肪吸引掃除機』。この掃除機の切っ先を腹に突っ込んでスイッチを押せば、ものすごい勢いで脂肪が吸い取られていくよ」



ヒロシ「ようし! じゃあ、早く、その掃除機の切っ先を僕の腹に突っ込んで! はやく!」



 とてもザンコクな光景が続くので、100行ほどカット。



マルぼん「脂肪がいっぱいとれて、ヒロシの腹もすっかりいい感じになったよ。もう太っているとは言われないね」



ヒロシ「それはそうと、吸引した僕の脂肪は返してくれよ。もしかしたら、そういうマニアがいて高く買い取ってくれるかもしれないだろ」



マルぼん「えらくみみっちい人間になったな。あ、そうか。腹の脂肪を取っただけに……」



 ヒロシは『太っ腹』ではなくなったのでした。

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