転ばぬ先ロッド
金歯「やいヒロシ、生き胆をよこせでおじゃる!! 食べたら長生きできるのでおじゃるー!!」
ヒロシ「長生きしてもいいことないって!!」
近所のおかしいおばあさんが飼っている目がうつろで足取りがおかしくて涎を垂らしている犬「ガウガウガウガウガウ!!」
ヒロシ「きゃー!!」
ナウマン象「ヒロシィ…はぁはぁ…ヒロシィィィィィ!!(ズボンを脱ぐ。勢いよく脱ぐ)」
ヒロシ「おたすけー!!」
ルナちゃん「選挙!! 聖戦!! 選挙!! 聖戦!! ローラー作戦!! 大勝利!」
ヒロシ「僕は選挙権ないよ!!」
ヒロシ「以上のようなことが、今日一日であったんです。もういやです。人類滅びろです」
マルぼん「キミはとことんアレだね、アレだ」
ヒロシ「危険を予測できる機密道具が欲しいです」
マルぼん「こいつはどう? 『転ばぬ先ロッド』。このロッドはだね、手にとって振り回すとだね、あらかじめ危険になりそうなことを予測してだね、その要因を排除する機密道具なの」
ヒロシ「ありがとうございます」
受けっとた『転ばぬ先ロッド』ですが、ヒロシが振った瞬間、爆発。
ヒロシ「腕が!! 腕が痛いです!! 痛いです!! 血が!!」
機密道具を使うと、たいていひどいことが起こって、ヒロシは無残な結果となってしまう。『転ばぬ先ロッド』は、ヒロシが己を使うことで散々な目にあうと予想したし、ヒロシを守るために自爆したのです。
マルぼん「泣かせるよな、おい」
マルぼんは『転ばぬ先ロッド』の効果は絶大だと思いました。
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