応援団

ヒロシ「なんだと、てめぇ、ぶっころしてやる!」



金歯「殺れるものなら、殺ってみろでおじゃる!」



 一瞬即発のそのとき、金歯が指を鳴らしました。するとどうでしょう。屈強な男たちがどこからともなく出現し、ヒロシを取り囲んだのです。



ヒロシ「な、こ、こいつらは」



金歯「彼らは朕のサポーターでおじゃる! その名もKEDAMONOボーイズ。生きとし生ける者是全て性欲の対象という男たちです」



ヒロシ「ええ!?」



金歯「KEDAMONOボーイズの皆様、いざ!!」



サポーターたち「はぁはぁはぁ…」



サポーターたち「へ、へへへ…」



ヒロシ「いや…いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」



 というわけで。



ヒロシ「しくしく。僕も屈強なサポーターがほしいよう」




マルぼん「『サポーターパンツ』これを穿けば、たぶん、あらゆる面で君のサポートをしてくれる、サポーター集団が現れる」



『サポーターパンツ』を穿くヒロシ。



ママさん「ヒロくん」



ヒロシ「あ、母さん」



ママさん「こちら、知り合いの保険外交員の立花さん。多少の無茶はすぐに通してくれる頼れる人なの」



立花「立花です」



ママさん「こちら、インターネットで知り合った東山さん。多少の無茶はすぐに通してくれる頼れる人なの」



東山「東山です」



ママさん「立花さんは、保険金がすぐ下りるように手配してくれるの。東山さんは、お金でなんでもしてくれるのよ。この後すぐ、宮古島へ行く予定なの」



東山「そこから、さらにフィリピンへ行くんです」



 なんか、荒縄を手にヒロシににじり寄ってくる東山さん。その荒縄をヒロシの首にまけつける東山さん。荒縄を持つてに力を込める東山さん。



(中略)



 マルぼんは、ヒロシ没後の家族の生活を助けてくれるサポーターまで出現させた、『サポーターパンツ』の効果は絶大だと思いました。

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