大食いキャラの逆襲

 なんか見知らぬデブがマルぼんをたずねてきました。



太「ひさしぶりだマカロニ」



マルぼん「えっと。どこのどなた様でしたっけ?」



太「太だラーメン。デブキャラとして名を馳せる予定だった、太だハンバーガー」



マルぼん「語尾についている食物の名前はなに?」



太「デブキャラ=食いしん坊。この語尾は食いしん坊キャラとしてのアイデンティティーだビーフストロガノフ」



マルぼん「んで、その飽食の権化さんが何用です」



太「太はデブキャラとして『腹が減ったと言っては周りに迷惑をかけ、喉がかわいたといっては仲間の足をひっぱる』と大活躍する予定だったカレーうどん。それなのに、すっかり背景以下の存在だピクルス。

なんとかしてほしいでやきいも」



マルぼん「そうさなあ…んじゃ、これ、『存在缶詰』。この缶詰の中身を食べれば、その人は他人にとって特別な存在になれる」 



太「こいつはナイスだコーラ。太にぴったりだタクアン。もぐもぐ。これで太は他人にとって特別な存在だ鮭のボイル焼き」



ヒロシ「太!」



太「あ、ヒロシだチキン。どうしたでライスカレー、鋭利な刃物なんか持って」



ヒロシ「マルぼんの敵だ、死ね!」



太「ンギャー!」



 特別な存在が必ずしも良いものとは限りません。というかマルぼんを勝手に殺すな。妄想にも限度があります。マルぼんはヒロシを告訴しました。これは嘘ですが、次回から『マルぼんと暮らす 疑惑の法廷編』がはじまります。乞うご期待!

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