怪盗ヒロシ
警部『いえ、やつはとんでもないものを盗んでいきました。……あなたの』
ママさん「ヒロくん! こんなドロボウのアニメを見てはいけないわ!」
アニメ=殺人犯を作る原因という思想を持っているママさん(死んでしまえ!)のせいで、名作ドロボウアニメ劇場版を最後まで観ることができませんでしたが、ヒロシは
ヒロシ「僕もなにかをとんでもないものを盗みたーい!」
光の速さで影響されております。
ヒロシ「ドロボウになれる機密道具をだしてー」
マルぼん「んなこといってもねえ」
外国人A「ココダ」
外国人B「ココダネ」
ヒロシ「なんだ貴様ら!」
外国人A「コノ拳銃ミエナイノ?」
外国人B「カネカネ、キンコ。カネカネ、キンコ。ハヤクダシテ」
ヒロシ「ガタガタ」
マルぼん「ブルブル」
恐怖から失禁するマルぼんたち。
金歯「ははは」
ヒロシ「貴様は…同級生の金持ち!」
金歯「朕もドロボウアニメに影響されたのでおじゃる~どうせ影響されるなら、金を使ってこれくらいやらないとでおじゃる!」
ヒロシ「ぐむむむ」
金歯「さぁ、ずらかるでおじゃるよ!」
外国人ズ「アイアイサー!」
ヒロシ「おのれ…おのれ!」
ドロボウアニメに影響されたヒロシは、同じく影響された金歯によって金と金庫を奪われ、逆上。勢いで、ドロボウ勝負をすることとなり、マルぼんの膝に泣きついたのでした。
ヒロシ「上手にドロボウできる機密道具だしてー!!」
マルぼん「んなもんないよう。でも、金歯をぎゃふんと言わせることはできる」
ヒロシ「マジで?」
マルぼん「『ひとやまイクラ』~」
ヒロシ「なにこれ。普通のイクラじゃん」
マルぼん「まぁ見てな。こいつにお湯をかける。すると」
ヒロシ「あ!」
金歯宅。
兵隊A「ココダ」
金歯「な、なんだ貴様らはでおじゃる!!」
兵隊B「ウバイトレ」
兵隊C「スベテヲダ!」
金歯「やめろ! それはすべて朕のアイテム~!!」
マルぼん「うふふ」
ヒロシ「げへ…げへへ」
金歯「うぬらの仕業か!」
マルぼん「『ひとやまイクラ』は、お湯をかけると『ひとやまいくらの命しかもたない兵隊』に変化するんだ。この兵隊はお湯をかけた人の言うことをなんでも聞く」
ヒロシ「昨日、おまえは雇った外国人たちを使ってドロボウ行為をしたわけだけど、『集団でドロボウする』というきみの手口を『盗ませて』もらったよ!」
金歯「うぬっ…」
マルぼん「ドロボウ勝負、マルぼんたちの勝ちだね」
こうしてマルぼんたちは勝利したわけなんですが…数日後、マルぼんたちは実は負けていたことを知らされるのです。。
ニュース『微笑町内にある金歯コンツェルンの工場から有害物質が数年にわたり排出されており、近隣住民に被害がでています。金歯一族は捕らえられ、全員処刑…』
ヒロシ「やられた! 健康ドロボウめ!」
病院のベッドで、テレビを観ながら叫ぶヒロシなのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます