お正月だよマルぼんと暮らす 服役編
正月なので、テレビを観ているヒロシとマルぼん(居候なので毎日奴隷のようにこき使われている)です。
テレビ『2日目のカレーがおいしいのは、カレーが熟成されるからで…』
ヒロシ「へえ。カレーが熟成したらおいしいなら、人間も熟成させたらよい人間になるかもね。ちょうど母さんが妊娠しているけど(父親不明)、お腹の赤ちゃんを熟成させるとかできるの?」
マルぼん「わかんないけど。なんでもかんでも熟成させることができる粉薬ならあるよ」
マルぼんとヒロシは、朝から一升瓶を抱えて見知らぬ男性(パパさん候補)と一緒に寝ているママさんに、粉薬を溶かした水を注入しました。
ママさん「う。生まれるー!!」
産気づくママさん
ヒロシ「やた! 僕も弟(妹)の誕生日は正月だ! お年玉と誕生日プレゼントは兼用だ! さまあみろい!」
救急車でママさんは病院へ運ばれ、さっそく出産。生まれたのは男の子でした。
助産婦「元気な……おじいさんですよ!」
男の子「ふがふが…ママ…飯はまだかい…飯は…フガフガ」
とても元気な、熟成しすぎた男の子でした。
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