上の子5歳

怖いというか

不思議な話。





「前は僕がお父さんだった」




なんでしょうか突然。





ニュースで交通事故で死者が出たと流れた。

それを見て、上の子が言い出した。





「前は僕がお父さんで、お父さんが赤ちゃんだった。お母さんは子供だった。みんないたよ。だけど、車で事故にあって、みんな死んだんだよ」





「長野県の松本」





あなた、どうしてそんな地名知ってるの?



上の子は言葉が早くて、ものすごく達者だった。

こんなふうに、わりと普通に会話が出来た。

しかも、なんかちょっと変わっていて

昔よくTVで見た山手線の駅名を全部言える子供みたいに

世界の国旗を全部覚えていた。

(今は全部忘れて凡人)

「これは?」

「ブルキナファソ」

ナニソレ、初めて聞きました。

だから、日本の地名も知らないうちに覚えたのかと思ったのですが




「松本第三(中?小?)学校に行ってて、家はこんな感じで…」




脳がフルスロットルな時期だから

なんか変なものが引き出されたんだろうか…




もう忘れてしまったけど

学校名とか、住んでいた地域のこととか

わりと詳しく話しだして…

でも、その時だけで

後日確認すると、もう解らなくなっていました。



県立図書館とかで調べたら、事故の記事とか見つかるかも…と思いましたが

見つかったら怖いので調べていません。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る