16 諸事に敬う

朝夕、家の中にいるときでも、おのれの振る舞いを顧みて、世間の評判を気にかけて、召し使う若党らに心の中を見透かされまいとせよ。優れた振る舞いをして、良い人だと世間に言われるようこころがけよ。どんなに楽しい時にも、心の中では気をつけよ。

人が寄越した手紙がどんなにひどい乱れた書式で書かれていても、自分が返答するときには、きちんとした書式で書きなさい。どれほど人を敬っても、敬いすぎて困るということはない。横着な文章と、敬った文章を比べてみると、敬うほうが必ず問題がない。手紙のやりとりだけでなく、諸事において敬っておくにこしたことはない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る