5 恥を知る若者への対処

若い家人らが少々間違いを犯してもいちいちとがめてはならぬ。脅したり、たちまちに勘当したりなどしてはならぬ。いつも人の罪を摘発して処罰しようとすれば、召し使われようと思う者がいなくなってしまう。誇り高い、恥を知る武士に恥を与えるようなことはやめなさい。また、いかに若い家人であっても、恥を知る子弟には穏便に対応せよ。若い従者で、恥を知る者に無理強いすれば必ず不満に思うであろう。

良い行いがあれば、積極的に人に誉めよ。漏れ聞いて喜ぶはずだ。

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