2 大事の判断

たとえ代々召し使ってきた重臣といえど、その器量にない者に、大事を一任してはならない。特別な大事がおこったら、家中の者の中で、性格が慎重で、経験豊富な人たちを召集して衆議しなさい。それでもなお、判断が付きかねる場合には、私、重時に報告しなさい。大事を即座に、勝手に裁けば、必ず後難があるだろう。

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