異能と魔術と、銃術と 〜異界に降り立った少年は少女と一緒に走り出す〜
うぃっふぃー
Ep 1. コレは異世界転移ってやつか?
ーーーPROLOGUEーーー
ん?おかしい。ここどこなんだ?
さっきまで、サバゲ行くためにごく普通のいつもの道をチャリで走ってただけなんだが?何故か今、知らない森の中に来ている。
「困ったなー。どうしたものか。」
足元を見ると、見慣れない植物が生えている。
「何だこれ?日本ではみないけど。よく見れば、木も少し変わってるな。」
どうしたものかとポケットをあさると、こんな紙が。
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異世界転生、楽しめよ by未来の俺
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「異世界転生楽しめよ、だと?しかも未来の俺って、、、異世界なら時空間転移魔術もあり得るかもだけど。」
まずは町へ行くか?ここらへん散策して。幸い、乗ってきたチャリはマウンテンバイクだから森でも大丈夫だろう。
〜本編〜
周りを探索しても、食料になりそうなものはなかったので、バッグに入れてきたキャラメルを食べたが、正直、お腹空いた。
「ふう、一応街らしきものが見えるな。だけど、そろそろお腹空いてきたし日も落ちてきたな。」
町の方へ丘を降りようとしたとき、、、
「そ、そこには誰がいる!答えよ!」
誰かがこちらへ剣を向けてきた。なんと、
美少女だった。
え?え?コレはなに?お約束展開的なやつ?
「た、旅のものだ。」
嘘もついてないし、無難じゃないかな?
「どこから来たんだ?」
うーん、日本って言ってもわからないだろうし、、、
「遠い、東の方から」
「東?」
グウゥゥ
あ、お腹が鳴った
「お腹空いてるのか?」
「まぁ、昼からキャラメルしか食べてないんで。」
「きゃらめる?なんじゃそら。よ、よかったらボクの屋敷でどうだい?」
「んじゃ、お言葉に甘えて、、お前の名前は?」
「ボクかい?ボクの名前はツヴァイ・リンハット、君は?」
「刑部健二だ」
この少女、普通に可愛いしボクっ娘ときた。こんなのが現実にいたなんて、生きてて幸せだよ。
「ボクのこと見つめて、どうしたの?」
「いや、かわいいな、と思って。」
「?!」
こいつめっちゃ焦ってるよ、
「と、とにかく、そうと決まったのなら、屋敷に帰ろう!」
「そうだな、焦って可愛い姿も見れたし」
「なッ!もぅ」
うん
そうやって、俺たちは屋敷へと向かった。
「健二の職業は?」
「ん?学生だぞ?」
「そいうのじゃなくて、ステータス上の」
「ステータス?」
「健二の国ではステータスという概念がないのか?」
「ステータスどころか、魔術なるものもないぞ」
「え?そうなのか?大変じゃないのか?」
「まぁ、俺達の国は科学があるからな!」
「かがく?それは、すごいのか?」
「うん、例えば、、、」
俺はポケットの中のスマホを取り出した。
「コレはスマートフォンと言ってすごくーく便利なんだ。」
「へえー。なんかすごいね、科学って」
「着いたよ」
「ここかー、思ったよりデカいな」
「まぁ、昔はそれなりの規模だったと言うし、というか賢治が乗ってるそれはなんだ?」
「自転車っていうんだよ」
「じてんしゃ か〜。賢治の国では便利なものがいっぱいあるな。」
屋敷の敷地に入ると、ちょうどツヴァイの母親らしい人物がいた。
「あら、お帰りなさい、ツヴァイ、横の人はどうしたの?」
「森の中でお腹をすかせていて、助けてあげた。」
「ふーん、お名前は?」
「刑部健二です。ここらへんに来たのは初めてなので、どうぞよろしくお願いします。」
「リンハットの屋敷にようこそ。歓迎するわ。中に入りましょう。」
中は割と裕福な暮らしをしてるような感じが伺えた。いいな、この家。
屋敷の応接室のようなとこに案内されて、どうぞかけて、と言われた。
「とりあえず、念の為ステータスを見せてもらってもいいかしら?」
「ステータス、ねぇー」
「母様、賢治の国ではステータスという概念がないの。魔術も。だけど科学の力で豊かに過ごしてるんだって」
「科学?聞いたことない学問ね。」
「というわけで自分でステータス確認ができないみたい。」
「なら、しょうがないわね。こうしましょ。《彼の者の智域を・ここに開示せよ》」
『ステータス アナライズ』の詠唱のあとに現れた俺のステータスにはこう書いてあった。
職業:ーー
I 技能 I
基本魔術
Lv. 5
電撃魔術
Lv. 8
錬金術
Lv. 8
射撃手
Lv. 7
叡智の目
Lv.4
I アルカナ I
Rank Ⅱ No.0《
スキル:ーー
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なんか俺の知らない技能がいっぱいあるぞ!
「「えっ!?」」
ってか親子二人でなんか、若干引かれてるんだが、、、
「待って、俺なんかした?」
「健二君、あなた、アルカナ持ちよ!しかも大アルカナを!」
「何それ?」
はじめての投稿です。気にいてくれたら嬉しいです。ご意見や気づいた点があればコメントでお願いします!
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