第3話:ミドルフェイズ03
◆ Middle03/Scene Player――イワン(一人) ◆
意識を取り戻したイワンは、医師によるメディカルチェックを受けた後、すぐ職務に復帰した。
これを危ぶむ声がないわけではなかったが、本人の強い希望により、そのまま受理された形だ。
GM:ではここでイワンも情報収集に参加。情報項目を追加するよ。
▼トリグラフ計画 <情報:UGN、FH、軍事>難易度11
▼”再誕者”シームボル <情報:FH>難易度12
アンゲリーナ:さて、支部長どっち行きます?
美裂:んー……難易度低めのトリグラフ計画ね。<情報:UGN>の技能もあるし。コネ:要人への貸しも使って(ダイスロール)……9、財産点2使って成功。
▼トリグラフ計画 <情報:UGN、FH、軍事>難易度11
機動兵器「トリグラフ」の開発計画。本機の最大の特徴は、擬似プライメイトオーヴァードの能力を持つことである。
人工レネゲイドクリスタルを束ねた半永久主機関「トリニティドライブ」により、殆どのシンドロームのエフェクトが使用可能。
「トリニティドライブ」作成に際しては、人工レネゲイドクリスタルを適合するオーヴァードに埋め込み、レネゲイドを堆積させる必要があった。
主任研究員”レッドラバー”が実験を強行した結果、舟殳、マルタ、ニキータの3名が適合に成功するが、非人道的行為に反発した研究員が脱走させた。
アンゲリーナ:機動兵器かぁ(白目) 次はリーナで行ってみましょう。シームボルについて(ダイスロール)13、勝った。
GM:おめでとう。……長いけど、がんばって読んでね。
▼”再誕者”シームボル <情報:FH>難易度12
人革機関の指導者。その正体は、賢者の石のレネゲイドビーイングである。
古代の英雄や指導者が用いていた武具や装飾に埋め込まれていた賢者の石をその由来としており、彼の意識は所持者たちの思考からコピーされたもの。故に、人類を導くという言葉に嘘はない。
彼の目的は、全人類を暴走しないオーヴァードへ進化させることである。
彼は、「トリニティドライブ」と接続されている限り不死身であり、また事実上4つのシンドロームを扱うことが出来るようになる。
レーラ:「つまり、トリニティドライブを搭載したトリグラフに乗っている限り、シームボルは不死身だってこと?」
アンゲリーナ:「……端的に言うと、そういうことになってしまうかと……メチャクチャだわ」
レーラ:「そんなデタラメな」
美裂:「不死身ねぇ……そんなものはありえないわ。何か必ず手はあるはず」
レーラ:「そういえば、報告によるとイワンに埋め込んだ人工レネゲイドクリスタルの回収が”不十分”だったらしいわね……となると。私の考えが正しいなら、方法はある」
マリアンナ:「それは何よ、レーラ」
レーラ:「まだ可能性の段階よ。少し時間をちょうだい」
マリアンナ:「……あまりもったいぶらない様にね。後になって”後悔”しても、知らないわよ?」
いつもの皮肉気な調子でマリアンナが諫言した直後――支部内に、けたたましい警報が鳴り響く。
すぐさま美裂が内線電話を取って状況を問う。
美裂:「一体何事?!どうしたの?!」
GM:「RZ前線陣地に『シームボル』と思しき対象が現れました。ただ……向こうは、支部長やイワンとの『対話』を望んでいます。事実、こちら側に攻撃はありませんが、どうします?」
美裂:「……わかったわ。要求に応じましょう。被害はないのよね?」
GM:「はい。武器を向ける素振りすらありません」
マリアンナ:「わざわざ敵地に散歩とはね。余程自信満々なんでしょうね。胸糞悪い」
アンゲリーナ:「なにを要求されるやら。十分に注意して臨みましょう」
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