娘は、中学2年生。

かとも

第1話 先生は、見抜けない。

 娘の学校で、二者懇談(先生=生徒)というのがありました。


 普段家では、家事なんて手伝うこともなく、いつも見る姿は、アイフォン見ながらゴロゴロ。

めんどくさがりで、部屋を覗けば、脱いだパジャマがそのまま、そこらじゅうに、教科書とマンガが散らばっている…なんて、日常茶飯事です。

 学校でも、きっと、ダラダラゴロゴロしているに違いない。

 さぞかし、先生にも注意されたことだろうと思っていたのに、ずいぶんと褒められて帰ってきたらしいのです。


 「ワタシ、外面(ソトヅラ)はいいからね。まあ、パパ似やね」

喜ぶでもなく、いたって冷静にメタ認知。


 『パパ似』って、その一言多いのも…  パパ似なのか?

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