無限収納に最初からいっぱい入ってた件
あんこくじだい
第1話 おっさんだったけど異世界の農家の娘として産まれた
うーん、ここは…どこだ?
確かおれは事故って…その後がわからないな。
周囲は暗くて何も見えないが何故か落ち着く。
心音のようなものが聞こえる。
ここは狭くて俺の体は思うように動かない。
ヘソのあたりに手をやってみるとヘソから管が出ている。
これは…まさかヘソの緒か?
えっ、ということは、つまり…俺は…。
次の瞬間、俺は光に吸いこまれるようにスポーンと産まれた。
産婆さん?に取り上げられた俺は外の世界の明るさにびっくりしてまるで赤ん坊のようにおぎゃーおぎゃーと泣き叫ぶ。
「おおっ産まれたぞ!元気な女の子じゃ!」
「はぁはぁ…良かった…早くバルにも見せてあげたいわ」
俺はこの人から産まれたのか…バルっていうのは旦那さんかな?
「カッカッカ!バルは戦争に行ってるから無理じゃな。バルがいなくてもこのババアがこの子を守ってやるからウルザは安心するがよいぞ!」
「アイリ様、ありがとうございます」
母親がウルザでババアがアイリ様か…。
アイリ様って偉い人なのかな?長老的なものなのかもしれない。
「それでこの子の名前はどうするんじゃ?」
「そうですね、バルは女の子だったらカタリナがいいって言ってたからカタリナにします」
「カタリナか、いい名じゃな!」
俺は異世界転生して、カタリナという女の子になってしまったようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます