応援コメント

肆 泊地にて」への応援コメント

  • 御作読了。
    以前、お好きなようにとお許しいただいたので、感想を残させてください(礼
    普通に書くと長々としてしまうので、今回は箇条書きで。(あんまりご迷惑にならんように……とうことで。

    以下、良かった点・思ったこと。
    ・まずは世界観がいいです。角ある者の生きる世に、それを彩る彩角師。どんなもんだと興味を惹かれます。
    ・そして、その世界を下地に描かれる、才ある者の狂気。愛と恋に堕ちたが故に囚われる情念。焼けつくような嫉妬、憎み切れない愛しさ。道理が囚われてはならないと否定する、心あるものがその奥底に落とす暗がり。それを、見つめずにはいられない美しさとして描く語りはお見事。
    ・『色香』とはこうだと、一つの信念のもとに魅せる語りとお話の展開は、視覚を通して読み手の肌を撫でるようであります。
    ・理性と忍耐で押しつぶそうとするほどに燃え上がるような情動を、上手く描かれると思いました。それがしかし、優しさも孕んでいると感じ、苦悩する登場人物たちを卑屈や行き過ぎた悲壮に落とさず、……あーごめんなさい、ここちょっとうまく言えないですね……。なんというか、欲に狂いながらも、そんな登場人物たちの人格を貶めない描き方、かな?……と、私は感じました。


    ……まだ細々書いてみたいですけれど、あんまり押し付けても礼を失すると思いますので、ここまでで。
    良い物語を、ありがとうございました!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。
    楽しんでいただけたようでなによりです。
    細部に至るまでの感想、とても嬉しいです。励みになりました。

    こちらこそ、読んでいただきありがとうございました。