飢え0304

 私の汎ゆる行動の源は、私が君に対し如何にして影響を及ぼすかという原理への倒錯であろう。それはひとつの洗練された生物的欠陥である。だが公理の如く認識された人間性は、私自身にとって耐え難い情動のシンドロームなのである。そして酷い時の私は割れた鏡で、君を真下から写す様な卑しい弱者であることにすら満足してしまう。それであって干渉のフィードバックはどれだけ摂取したところで満たされず、咀嚼にかける時間だけが束の間、それを忘れさせる。

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