第394話 タイタニック・パズルを読んだ。
ポプラポケット文庫の七つ森探偵団ミステリーツアー②。
シンクロニシティは結構気にしているのだけれど、こちらは記録に残された謎のお話から始まる。
アメリカ大統領のリンカーンとケネディの暗殺騒ぎや、イギリスササンプトンから出た豪華客船タイタニックと、それ以前に書かれた小説に出てきたタイタン号の悲劇。
歴史は変えられないけれど、記録は書き換えられるよねっていう話だった。
でも、ネタバラシがしたいので結構ですと言う方はブラウザバックをお願いいたします。
***ネタバラシ***
七つ森探偵団の四人組、ユウタ、あずさ、舞、彦次郎は名探偵ヴァンドゥーゼン教授の指令により、タイタニック号が出発する前日のササンプトン港にタイムスリップ! タイタニック号に乗って死亡してしまう作家の書いた、物語を入手せねばならない。
彼らは作家をひきとめることも、タイタニック号をとめることもできない。
だが、作家と仲良くなって、物語を語ってもらうことで物語を持ち帰ることができた!
***ネタバラシ終わり***
物語をデータや形にせず、伝聞で伝えるっていうのが古典的でしかも新しい着想だよね。
アイヌやケルトだって文字はないけれども神話が口伝で伝わってきたわけだし、滅びたとは言われているけれども超有名だし。
タイムスリップして口伝を伝えるっていうのが、かっこいい! なるほどその手があったか、って思います。
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