第376話 アルビノって綺麗

 夕べ、パラリンピックに挑むザンビアの方のニュースがあったんです。

 ザンビアって、アフリカ系で、肌の色が濃い感じの。

 その中で百人に一人だったか、千人に一人だったかの割合でアルビノの人が生まれてくるそうな。


 でね、アルビノってそもそも白人なのよね。

 金髪碧眼、白い肌。

 それって、白人。


 けど、ザンビアの方は遺伝的に見てなかなかないっていう体質で、色素が薄すぎて網膜弱くて視力が弱いっていうのです。

 へえって。

 書物や漫画では読むけれども、本当だったんだって思った。


 そして、彼ら彼女らの身に起こる困難についても無知だった。

 呪術の道具に使うからって、アルビノの人の手足を切断して売ってしまう文化背景があってね。

 実際に肩から先がない人が映っていた。


 はっきり言って、人権も尊厳もないんだ! ってショックだった。

 今アルビノの人を保護する機関はないのだろうか?

 彼ら彼女らが活躍すべき場は、ほとんどないのだろうか?

 そんなはずない。

 ザンビアのアルビノの方が「競技を続ける」ことに意義があるのだと言っていた。


 縋りつくような執念にみえた。

 でも、アルビノの方のまぶたはうっすらと紅がかっていて、とっても綺麗よ。

 それだけでもうらやましいけれどなあ。


 と、思いました!






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