第352話 アイドル猫ほたてくん、他界;;
泣いて、鼻水かんで、涙拭いて、もう顔面が痛いです。
頭もズキズキしてきたし鼻の奥もしみるの。
もう、何も考えられません。
ブックマークしたほたてくんのお写真を拝見していますと、飼い主さんがどれほど可愛がっていたかを思い知らされます。
そして、無月弟さんがRTなすっていた、ソファの背に脱力しているほたてくんの図を拝見しますと……そんな場合じゃないのにふふって笑ってしまう。
ほたてくんはこんなふうに、わたくしたちを和ませて微笑ませてくれたんだ。
もう、この世のどこにもいない、かけがえのないほたてくん。
猫好きじゃなくったって、悲しいに決まってるのに。
飼い主さんが一番苦しいはずなのに、勝手に涙が出てきて止まらない。
あんなにかわいい子が! あんなに愛らしくて、天使みたいな子が! ああ、ああ! もういなくなってしまったなんて。
この世は無常で無情です。
時の流れは残酷です。
なによりほっちゃんはまだ1歳数か月だったというのに。
つらいね。
だけど、ほっちゃんはもう、なんの苦しみもない世界に旅立っていったんだ。
こんなことを言ったら、お子さんを持つ人は残念に思うかもしれないけれど、わたくしはどうしても思ってしまう。
ほっちゃん、あんまり可愛いから神様に取り上げられちゃったんじゃないかって。
いつか天使になって戻ってくるんじゃないかって夢見てしまう。
ああ、歳をとったなあ。
ほっちゃんをお見掛けして一年も経たない、短い間だったけれど。
百も歳をとってしまったかのように、頭と体が重たいよ。
ふと気づくと、猫ってそばにいるものなんだけれど、泣き疲れて目をやるといつもどおりにくつろいでるうちの子がいる。
無言で頭をなでて、心の中でつぶやく。
気持ちいいかい? おまえのしてほしいようにしてやりたいよ、と。
これを書いていると、棚からペットボトルが落ちてきて、かけ布のおくからうちの子のしっぽと耳がもそもそ動くのが見えました。
泣いてばっかりじゃだめ。
しっかり生きなくちゃ。
ほっちゃんと生きた主さまのように、わたくしもわたくしの猫と生きる。
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