第348話 4月になりました。

 3月はとにかく詰め込み作業で疲れました。

 何をやっていても疲れたし、何もしていなくても気が休まらず、ヨムしてるときだけ集中できた。

 無目的に実力をUPさせようなんて、わたくしには無理です。


 よほど学問が好きじゃないと。

 そして学問を好きになる動機が不純だとモチベーションが崩れます。

 別に不純な気持ちで勉強しようとしてたわけじゃないけれど。


 わたくしも下積みのつらさがわかってまいりましたよ。

 基礎をつくるための、さらに素地づくりですから一朝一夕にはまいりません。

 社会が全然わからないし歴史なんてポーッの過去にさよならしなければ、わたくしの書くものは世の中に残ったりしません。


 小学生の問題ですから、答えはおのずとわかっているのですが、わかっているので飛ばすということが許されない下積み。

 答えはわかっているのに、問題を読まないといけないというもどかしさ。

 なにが問題なのかを知らねばならない。


 公式が使えても、その意味がわかっていないというトンチキで、一般教養から始めねばならないかったるさ。

 以前、解けたはずの問題が、なぜ解けたのかがわからない。

 証明問題が苦手です。


 要するに、専門教科へ行く前に、美大とかへ行ってしまったので、体系的に勉学する機会がなかった。

 物語の根本を教えてくれる人はなかったから、全部独学。

 しかしそれを正しいのか教えてくれるものはない。


 父が田畑を作るのに、微分積分を勉強していたから、なにを頓珍漢なことをしているんだと思っていたら、彼も大学へ行ったら「何がわからないのかがわかっていなかった」らしく、根本から勉強しているのだそうです。

 親子で血迷っている――しかし、父の作る米はおいしいです。


 後学のために一応、現在なにを勉強のとっかかりとしているかというと、児童書と小学生の教養と、国語、プログラミングの基礎知識です。

 4月からは歴史と、引き続き小学生の教養を中心に古本を漁ります。

 少しはましになったから、と気を抜くと後退する気がするのでうかうか休めません(冒頭に戻る)。

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