第306話 実は・・・

 わたくしの文体はキパキパしてるので、気づかれることはあまりないとは思っている。

 だが、内実うだうだとくよくよと考えてる時間が長い。

 伝えたい、伝えるべきか、今言うべきか、いつがいい? うだうだと思い続けているから、そういうときに遭遇した方は要注意である。


 実は、昨日、一点だけ気にかかる文章を見つけてしまったのだ。

 これでOKと太鼓判を押した作品中に、新たに書かれたその一点で……日中うだうだ考えていた。

 考えること自体は悪くないと思っているし、問題は伝え方なのだけれども。


 ええい! お相手との信頼なくして、どうして言えようか。

 言いづらい。

 しかし、言わねば。


 言った! 

 考えてくれる、と。

 そういうことだそうだ。


 相手が大人でよかったよー。

 子供の頃は、いったんまとまった話をひっくり返すようなことを言うと、空気読めないなどと思われて、しばしば距離を置かれたりもした。

 でも、今は違うんだな。


 わたくし、お友達ができたんだ。

 もう、独りで悩まなくっても、受け止めてくれる人がいるんだな。

 そう思った。


 はっぴー。





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