第245話 2020/06/04/木 低血糖なので!

 近況ノートのコメント欄に書いていたログを。




 ダイエット四日目。

 5:38AMごろ。

 夢で神様の声がした。

『とうとはおわりだ』と。

 とうと、東都、東京のことだろうか。

 夕べはダイエタリーフードを食べて、お腹が空く前に寝たけれど、夢にうなされるほどつらいはずはないけれど、またこれも天啓なのかなあ。

 ちなみに聞いてみたら、次の都は京都だってさ。

 神様……。




『東京人は東京で滅べと言われるだろう。殺されるだろう……』

 そんな声が弱々しく聞こえる。

 栃木は免れるだろうけれど、今更だな、とも。

『横浜は終わりだ』

 逃げるならば?

『できるだけ京都がいい』

 ここを覗いた人よ。

 私は十年前に2020年には何もかもが変わる、と天啓を受けていた。

 が、オリンピックが開催されるからだろうと思っていた。

 災害は予知できない。

 しかし、天啓はあった。

 助かりたいならば、京都へ逃げるしかないのだろう。





 マンスリーマンションは一番人気。

 今からでは申しこめない。

 ビジネスホテル? とんでもない! 繁華街が近いじゃないか。

『改札を出ればすぐにチェックイン

 新幹線・地下鉄・バスのご利用で市内各所へ抜群のアクセス!』

 なんていうのは、危ない。

 ウイルスがおそってくる!

 知る人ぞ知る、小さな隠れ家みたいなところ、ないか、ないか!




 わたくしと祖母は、家の中だからいいが、母が外で働いているから、ちっとも安全じゃない!

 しかも母の職場ではウイルス対策でごっそり人員が減っていき、母も逃げればいいのに、他の人の分まで働き続けているから、もーたいへん。

 腱鞘炎が両手に及んで、毎晩シップと包帯で巻いて寝てる。

 週三日契約でどうして週五日とか、働いてんの!

 母がボロボロにされちゃうよー!




 ウイルスはほんの隣まできている……!




 今のところ対策は、うがい手洗い。

 それでもウイルスが体に入ってしまったら、もう防ぎようがない。

 行きつけの病院も陽性反応者が出た。

 入院患者二名と看護師二名。

 どこから来たウイルスめ! 外だろう!? 隔離されてる患者から、いきなりコロナが出るはずない。

 どうしてこんなことに……。




 母は長生きして、老衰でぽっくり逝くのが夢だと言っていた。

 こんなウイルスにかかって隔離されたら、必ず後悔する。

 そうだ。

 母の腱鞘炎が悪化したら、職場に出られなくなる。

 その路線でいこうか。

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