第241話 2020/05/31/日 Zガンダム漬け。
菊花ちゃんが、なかなかかわゆく育っている。
ZG第八話では、ライラの怨念が、とか、無駄な殺生をさせる、とか日本の土着信仰を思わせる単語がセリフに出る。
どういうことか。
これまでの戦闘を、顧みて無常感をかもしているのか? もともと作者(富野監督)の中にあったものなのか。
勉強し続けて変質したくらいでは、こうはならないよなあ。
視聴者の親御さんからクレームでもきたのか?
「自分だけが特別と思うなよ! ライラ大*が喜ぶのかよ! 生き返るのかよ!」
って、甘ちゃんだったカミーユが吠える。
言うようになったものだ。
第九話では女スパイ=レコア少尉だかデコア少尉(アーガマ)を救出するジャーナリストのカイ・シデンという男が雑魚っぽい顔を引っ提げて登場するが、改・紫電の名を持つ者が雑魚なハズはないと思う。
しかし、なんだか情報をくれるだけで終わりそうだ。
地球連邦軍がどうとか言っている。
説明セリフが心地いいのはなぜだ。
はさみ方がうまいのかな。
それと、カミーユを軍に引き入れといて、遅刻したら殴り倒すというシーン。
「なぜ素直にごめんなさいと言えないんだ」
それを言いたいがばっかりに、気絶するほど殴るっておかしい。
しかも、意識を取り戻したばかりのカミーユを、エマが(手当したばっかりの腫れた頬を)張り倒しておいて「軍は理不尽なところ」と言い、クワトロ大尉が「アーガマでは甘すぎた。反省している」と言い。
やっぱりろくなことにならない。
女スパイはレコア少尉……エマ中尉より下なのか。
そういう人に限って「個人的な口をきくな」とか言うのね。
改・紫電、苦労しそう。
そして、クワトロ大尉が乗ってるらしき金色のモビルスーツは左肩のところになぜか漢字で百と書かれてあっておかしい。
怒られそうだからおかしいはやめておこう。
なんとなく異物感があるのだ。
クワトロ大尉の趣味なのか? という……。
タイトルの後にくる「地球、ここでは人々は子を産み、育てることを当然のこととしすぎていた」がお決まり文句のようだ。
それはいいけれど、宇宙で受精ってできるのかな。
つまり、地球は平和って言いたいのかな。
宇宙で子を産み育てるのが、普通じゃないって言いたいのかな。
第十話、カミーユは作戦でいい働きを見せ、讃えられる。
ようするに、認められるような働きをすればよい、という世界なのだな。
で、クワトロ・バジーナ大尉の百式は両肩に百と書かれていたのを確認。
ふしぎ。
む、民間人と思しき人々が乗っている、テンプテーションとかいう乗り物に、スーツを着ていないファーの姿が。
どうでもいいが、舞台が宇宙なのは陸でもあり海でもあり、という戦場を表現するためのものかなと、予測。
カミーユがブライト・ノア艦長に挨拶をして、まさに握手をしようとしたとき、横から飛んできたファーに押されて壁際へ。
泣きながら両親がバスクに捕らえられたことを告げるファー。
助けてくれたブライト艦長に感謝を抱くでもなく、「ティターンズめ」と怒りを目に灯すカミーユ。
うーん。
なんか、偏った表現だな。
第十一話ではカミーユはファーと別れるらしい。
「カミーユと喧嘩でもしたの?」
「いいえ」(背を向けるファー)
おお、これがセリフはウソをつく、ということだな。
作戦前後の、整備士とのやりとりが、思いやりあふれてて心がぽっと温かくなる。
上官下士官のつながりではないからだな。
作戦後のシーンで、ドックに戻ってから、
カミーユ「シャワーを浴びたら、整備を手伝う」
整備士「寝とけよ」
カミーユ「ありがとう」
とか言う場面もあった。
ファーの「私子供なのよ」にカミーユの「俺だってそうだ!」は覚えがある。
「ばかぁ! うわーん」でお終いなのだなあ。
ガンダムはセリフが面白いなあ。
バトルシーンはとんでもない熱量を感じる。
スピード感を損なわない、短いセリフ。
エマ中尉「あぁっ!」
カミーユ「だから!」
とか。
「こんな一方的な戦闘、卑怯だ」
卑怯も何もって感じだが。
「出てこなければやられなかったのに」
は、雉も鳴かずば撃たれまいという意味だな。
え? 地下の核爆弾を爆発させる? そりゃあ爆弾は爆発させるものだけれども。
核爆弾を二基ね。
連邦軍はメリケンであたりか。
すると、エウーゴは? ジャポネか。
まだ戦ってるんだな八十年代は。
「地球に文明を築くということは、地球を汚染するということ」
というのは、今現在だけを見ていると、わからない。
地球を汚染しない文明を築いていた人々の存在が、地球を汚染する文明を築く人々によって滅ぼされただけという気もする。
アフリカ系民族、ネイティブアメリカン、アイヌ、などなど。
人によっては不愉快に思うだろうが、彼らは地球を汚染しない文明を築いてきた人々だ。
メリケンよりの発想を否定するのでなく、滅んだ文明の価値を肯定したい。
第十四話のラストが、演出キラキラで照れ臭い。
アムロとシャアの運命の邂逅。
なんで恋人みたいに見つめ合っているのだ。
ちょっとからかいたくなる。
不謹慎だとは思うけれどさ。
ハヤト・コバヤシって鉄血のオルフェンズのビスケットを思い出すなあ。
好きだったのになあ。
死亡フラグが立っても、彼が死ぬとは思わなかった。
よかった、ビスケット……って思ったとたん! だったし。
えええ? って思ったら次の週へ~~みたいな。
鉄血のオルフェンズは、当時の自分には、予備知識なしで観られるおもしろい大衆作品だった。
8
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます