第113話 難産の予感。

 10作目がなかなか進まない。

 というより、キャラクターを愛せない。

 なんで、あれがこうなって、これがこうなるのか、きちんと説明してくれない。


 主人公の行動が全く理解できないから、話の進めようがないのよね。

 複雑なんだろうけれど、はたから見ているこちらの方が、複雑です。

 いい加減にしろー。


 あらすじを書いた時点では、いい感触だったのに、役者があんまり。

 自分がモデルじゃだめだったんじゃないかとか、そもそも架空の話で主人公が悩んでる姿を誰が見て面白いと思ってくれるのかとか、悩みすぎてペンが進まない。

 あー、もー、うっとおしいわ!


 なんであんたはこうなのよ!

 とツッコむキャラがいないのが難点。

 どうしてヒーローとヒロインだけで進めようとするの。


 脇役いれようよ。

 と、思うけれども最初から作ってないから、出しようがない。

 思えば、ツッコミ入れるリトマス氏は都合がよすぎる。



 これが運命なのか。



 すっきりしない。

 こんなんだったら、投げ捨てた方がよっぽど楽なのに。

 うーんうーん。


 産まれないなあ。

 なんで文章上でくだくだ言ってるんだろう。

 なにかしろよ、このキャラクター。


 本当になんにもしないで物事が動くと思ってんのか。

 そんなの小説の世界だけだぞ、おまえ!

 ツッコむ人がいないので、わたくしがツッコミます。


 イライラする!

 なんとかしろよ、この状況を。

 なんで現状を放ったらかしにして次へ行くんだ。


 問題解決しろよー!

 って、わたくしの性格そのまんまだな。

 しょうがねえ奴らだ(自分だ)。






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