異世界に行ったら負けだと思ってる

作者 森山智仁

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★★★ Excellent!!!

異世界チート否定派の新人ラノベ作家・杉原一馬と、彼を勇者として勧誘するため異世界からやってきた美少女神官ココナのズレた掛け合いが笑いを誘い、昨今のラノベ事情について考えさせられる。

「異世界でチート無双してなにが楽しいのか」と、テンプレ一辺倒な最近のラノベの流行に物申したいラノベ作家は主人公の一馬だけでなく世の中に大勢いるだろう。

担当編集に諭されて売れ筋に作風を改めようとする一馬だが、空気を読まずにどこにでも出現するココナの存在が、逆に彼を意固地にしてスランプに陥らせてしまう光景に胸が痛む。

自分はもっと面白い作品が書けるのに、読者がそれを求めてくれない現実に絶望し、それまで否定していた異世界へと気持ちが揺らぐ一馬の懊悩がやるせない。

ちょっと未熟で繊細な一馬は、現代のラノベ作家の等身大の姿なのかもしれない。

読者が作家を追い詰めることもあるのだ。「アラサーのおっさんがチート能力で異世界を救う」みたいな作品が好きな読者へ向けたアンチテーゼといっていいだろう。

というか、その読者は私だった! 作家のみなさん、本当にごめんなさい!

(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=愛咲優詩)

★★★ Excellent!!!

この作品からは逆張りや当て付けのような物を感じますが、嫌みな感じはなく非常にテンポ良く読めるので素晴らしいと思います。
主人公が、異世界の存在に触れて自分を見つめ直すのか、そしてどう向き合うのか、続きが非常に楽しみです。

先生はもしかして小説の勉強をしていたように感じるので、とても期待してます‼️

★★★ Excellent!!!

主人公は新人小説家なんだけど、異世界転移モノが嫌い。
にもかかわらずその主人公が住むアパートの玄関に、突如、異世界のお姫様が現れて……
有無をいわさず扉を閉めた主人公にやられました(笑) いさぎよい!
しかも、憧れの異世界行きを他人に勧めるし……!
破天荒な内容で引き込まれました。
もちろん、ヒロインのココナは可愛いです!