006 炎症Ⅱ
B.炎症に関わる細胞とケミカルメディエータ
1.炎症巣の構造と漫潤細胞
・急性炎症の主役。
・盛んな遊走能と貧食能を有する。
・直径は10~15μmで、分葉核を持つ。
・好酸球
・Ⅰ型アレルギーの際に良く出現。
・好酸性の顆粒を有する。
・寄生虫に対する炎症では活躍する。
・好塩基球
・好塩基性の顆粒を有する。
・ヒスタミン
・ヘパリン
・リンパ球
・ウイルス感染に対する炎症や、慢性炎症に関与。
・Tリンパ球
免疫反応の制御、慢性炎症に関与。
・Bリンパ球(B細胞);
→ 形質細胞に分化、抗体産生(液性免疫)
・NK細胞;
細胞性免疫
・貧食能が盛ん
・骨髄を出て血中に入ったものは単球。
・核は豆様、グローブ様
・組織に出たものはマクロファージ、組織球
・血小板
骨髄巨核球の細胞質がちぎれてできる。
血栓を形成して、止血をする。
・樹状細胞
抗原提示細胞
皮膚にあるものはランゲルハンス細胞と呼ばれる。
・血管内皮細胞
【正常では】
抗血栓作用
【炎症刺激下】
血管透過性亢進
出血を防ぐための血栓形成
血管増殖因子による血管新生
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