Jewelry

流生

Prolog…

「あ!流れ星!」

 ある夜、父親と公園に散歩に来ていた少年が、空を指さし言った。父親は、その声につられて顔を上げる。

「パパ、たくさんだね!」

「ああ。にしてもおおいな…」

 そう言っている間にも、流れ星は一つづつ増え、空を輝かせる。

 そして始まった時と同様に突然見えなくなった。

「パパ、僕全部数えてたよ」

「へぇ〜、いくつあった?」

「あのね、12個あった!」

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