私的自由律俳句集
いりやはるか
君のその話 こないだバカリズムが言ってたよ
「誰も自分のことなんか見てくれやしない」と書いたブログを自分で見ている
本当に悪い奴は学校に来ない
俺の両隣だけ人が座っている
太ってはいないが本人が思っているほど痩せてもいない
僕か俺かの使い分けを悩む
この人語尾全部上げていて疲れないのかなと思う
今まで悩んだことがなさそうな人の顔を見て吐き気がする
自分の乗ってる車の車種を言えなかった
駅で老婆に抜かれる
君はいつも両肩上げて歩いてるね
前向きな歌を聴きながらスマホを見て俯いて歩いている
心の中で見下す対象が見つからない
エレベーターにまた乗り損ねた
この人の後ろに並べば安心だろうか
迷彩とか着るんですね
別にお前の為にコーヒーを入れている訳ではないと言う顔
中学生の時に知った知識を未だに信じている
自分を守るようにイヤホンを突っ込む
昼飯食いに行くって言ったのにトイレ入るのなんで
マスクを付けるのもままならない
目が見える自分より勇敢に歩く盲人杖
我が子に見える自分と同じ癖
言うと思ったと言われて嬉しくないときと嬉しいとき
きっと品川まで一緒だろう
気がつかないままでいれたらよかった
取引先のメモに呼び捨ての名前
気がつくと奥歯を噛み締めている
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