第3話 自分探し

 仕事を休み始めてから1週間経ち、少しずつ疲れも取れ、熱も下がってきたあおい。

 思い返せばこの1週間、食事もほとんど食べられず、ずっと布団から起き上がれず寝ていた記憶しかない。

 こんなにじっくり寝込んだのはいつ以来だろうか?

 ようやく起き上がれるようになったあおいは、荷物をまとめ、仙台から来た母と、大きなスーツケースを引いて東京駅の新幹線プラットフォームに向かった。

 あおいは、病気休暇を取って仕事をしばらく休み、1人娘の文美音は夫に任せて、実家で静養することになった。

 休暇は1ヶ月程度の予定であるが、果たして無事元気になって仕事に復帰できるのか?ただ、仮に元気になっても、職場に再び戻れる自信はなかった。

 今の係員達と、仲良く仕事出来る自信はなかった。

 すっかり元気と自信を失ったあおい。駅に来るまで、母がずっとあおいの手を引いていた。母の手のぬくもりが、すっかり生気を失い硬くなったあおいの手を温めていた。

 新幹線に乗り、1時間半経つと見えてくるのが、広瀬川、青葉山、そして仙台駅前のビル群。懐かしい風景が目の前に広がってきた。

 仙台駅に着くと、父親が改札前で待っていた。父親はすでに仕事を退職し、すっかり二柳家の運転手兼家事要員になっている。

「おかえり、あおい。迎えに来たから、母さんと一緒に車に乗りなさい。」

「うん・・・」この言葉を発するのがやっとだった。

 疲れ切ったあおいは、実家に着くと、いまだに2階に残るあおいの部屋に向かい、そのままベッドに倒れ込み、寝込んでしまった。


 朝、窓から差し込むまぶしい朝日と、小鳥のさえずり声が、あおいの目を覚まさせた。

「あれ・・あたし、ほぼ1日寝てたんだ。」

 あまりにも長い時間寝てしまったことに驚き、スマートフォンを覗き込むと、そこにはLINEの到着を示すお知らせが表示されていた。

 LINEの宛名は「藤村 美智奈」

 美智奈は幼馴染で、小、中、高校、そして大学まであおいと一緒の学校に通っていた、お互い気心の知れた大親友である。

 大学卒業後、最初は東京の学習塾に勤務していたが、今は地元仙台に戻り、学習塾を開設・経営し、自ら教鞭も取っている。

 美智奈が、昨日から何度かあおいにLINEを送信していたのだ。

「あれ?あたし、実家に帰る話、美智奈にしていたっけ?」

 休職し始めて以来、ずっと寝込んでいて、LINEを送る気力すらなかったあおい。

「あ、おはよう、やっと起きたんだね」

 母親があおいの部屋に入り込んできた。

「洗濯物、洗ったからタンスに入れておくよ。」

「母さん・・あたしが仙台に帰ってきたこと、美智奈に伝えたの?」

「うん。それが何か?」

「母さん、あたしは病気療養のため仙台に戻ってきたのよ。いつもの休暇のように、友達と遊ぶ気力もないし、だいいち病気のこと話すの、恥ずかしいじゃない。」

「あんたねえ・・美智奈ちゃん、ずっと心配していたのよ。東京に戻って以来、あおいから愚痴のメールやLINEばっかり来るって。」

「あ・・・おそらく、毎晩酔った勢いで、美智奈にグチたっぷりのLINE送ってたかも。」

「送ってたかもって、ねえ・・節操ない所は昔と変わらないんだねえ。美智奈ちゃんに心配かけちゃダメでしょう?彼女だって色々忙しいんだから。」

「全くアタシってやつは・・」あおいは少し我に返り、反省した。


 夕闇迫る広瀬川の堤防。中の瀬橋のすぐ近く、あおいはずっと河川敷で腰掛けて待っていた。もうすぐ日暮れの時間、約束の時間は過ぎている。

 待ちくたびれ、スマートフォンで催促のLINEを打つあおいの手も疲れてきた。

「もお~~何やってんのよ。仕事や勉強が出来ても、美人でも、スポーツ万能でも、遅刻するのが美智奈の悪い癖なのよねえ・・」

 あおいは、LINEを打ち終えると、思わず愚痴をこぼしてしまった。

 その時、後ろからささやくような声が聞こえた。

「ありがと、あおいちゃん。そこまで褒められると照れくさいな~。」

「え??・・・あ、美智奈、ひょっとして今の言葉、聞いてた??」

「はいはい、バッチリ耳に入りましたよ。あおいちゃん。たくさん褒めてもらえてうれしいな。」

 背中まで伸ばした長い髪、ロングスカートを綺麗に着こなすすらりとした長身、にこやかな表情はさすがに年齢は隠せないが、それでもあおいよりはずっと張りのあるチャーミングな顔つきである。美智奈は、幼い時からその雰囲気はずっと変わらない。

「今日は・・教室、終わったの?」

「うん、少し前に終わった。生徒から質問攻めにあって、なかなか帰れなくてね」

「相変わらず子ども達から大人気だね。美智奈センセイは・・。」

「得意の英語なら何とかなるけど、国語とか数学はちょっと手こずるんだよね。今日の質問は因数分解についてだった。途中で説明している私自身もこんがらがってね、高校のときにもっと勉強しておけばって後悔したわ」

「ええ?「ミセス・パーフェクト」が、何言ってんのよ?」

 美智奈は30歳の時、大学講師を務める夫と結婚し、苗字も河原から藤村と変わった。ただ、子どもは作らず、結婚以来ずっと夫婦水入らずで、市内のマンションで生活している。

 以前は「ミス・パーフェクト」の異名を取った彼女は、結婚し「ミセス・パーフェクト」になっても、家事・仕事・趣味、何でもソツなくこなす才女である。

 ただ、そんな彼女も、幼馴染であるあおいとは、気取らず言いたいことを言い合う仲である。時には愚痴を言ったり、弱みを見せることもある。

「LINE読んだよ。東京に転勤したら、私の予想通り、毎日グダグダだね~。全く・・」美智奈はクスクス笑いながら、あおいの背中を叩いた。

「もう~・・何なのよその言い草は。あんたを信じ切って愚痴言うんじゃなかった!」

「あはは・・でも私はあおいなら、切り抜けられると思っていたからね。」

「え?どういうことよ。」

「あおいはずっと、七転び八起きでしょ?小さい頃からそう。ダメになりそうでならない。崖っぷちに追いやられても、なぜか這い上がってくるし。」

「まあ・・今までは何とかそんな感じでやってこれたけど、今度はさすがのあたしも疲れ果てたわよ。今までの自分の努力って何だったろうって・・。みんな、あたしより仕事が出来るし、一芸に秀でているし、悔しいけど、あたしはあの部署では無能なのよ。部下にコキ使われてるのよ。」

「あおいらしいなあ・・部下にこき使われるなんて」

「美智奈~ふざけないで、ちゃんと人の話聞いてよ!」

「あおい、無理しちゃダメだよ。」ニッコリ笑って、美智奈はあおいの頭を撫でた。ゆっくりとあおいの髪をさわり、髪の毛に沿って上から下へと撫でた。

「なかなか優秀な部下をお持ちのようで、大変ですな。あおい様」

「ちょっと、バカにしてるの?あたし、あの部下達のせいで大変な目にあってるのよ。」

「彼らを変えようと思っても難しいわよ。」

「まあ、そうだけど、彼らはそれを良いことに、あたしの弱みにつけ込んでやりたい放題なのが気に入らないのよ。」

「あおい、二十・・何年前だっけ?大学受験の時、どこにも受からなくて、自暴自棄になってたことがあったよね。」

「その頃と今の問題が何の関係があるのよ?」

「考えすぎて、思い込みすぎて、周囲とギクシャクして・・。あのときは私も信用されてなかったみたいだしさ。」美智奈は笑いながら語った。

「まずはチーフとして、やるべきことをキッチリやる。言うべきことをキッチリ言う。それで良いと思うんだけど。そうすれば、そのうちみんな付いてくるようになると思うけど。」

 美智奈は、あおいの頭を撫でながら、持論を展開した。

 気がつけば、夕陽は沈み、街灯のみが煌々と輝いていた。

「さ、日も暮れたし、仕事も終わったし、あおいは休業中だし、心置きなく美味いものや美味しいお酒を味わいに、街なかに行こうか?」

「え??う、うん・・・!」美智奈のアドバイスは、何だか脈略のないように感じたが、あおいは、少しだけ気持ちがほぐれた気がした。


 どのくらい歩いただろうか、青葉通りを歩き、気がつけば仙台随一の繁華街・国分町の入り口まで来ていた。夜になるとすれ違う人と車でごった返すこの町は、東北最大の歓楽街。

 正直治安が悪いので、あまり行きたくはない場所であるが、美智奈はそんなことをつゆとも気にしない様子で、国分町通りを奥へ奥へと歩いていった。

 そして、スナックの看板が並ぶ小さな雑居ビルに着くと、地下に向かって階段を降りていった。薄暗い中、ささやかに「JAZZ HOUSE Z」のネオンサインが灯るお店のドアを開けた。

 外観は小ぢんまりとした印象であったが、中は結構広く、中央にスポットライトに照らされた小さなステージがあり、その周囲にテーブルが並べられ、たくさんのお客さんがビールやワインを片手に歓談していた。

「あおい、ビールでいい?ワインも美味しいよ。ここは。」美智奈がそう切り出すと、無性にワインを飲んでみたくなった。が、医者からアルコール摂取は止められているので、ここはグッと我慢である。

「ごめん、あたしは病気が治るまではソフトドリンクかな。」

「うん、じゃあ、マスター、私に白ワイン、グラス1杯。あおいはまだ病気療養中だから、何かソフトドリンクでも出して。」

「了解しました・・あいや、美智奈ちゃん?お久しぶり。今日はお友達と一緒?」

 髭面の小柄なマスターが、私達のテーブルまでやってきた。

「そうよ。私の幼馴染、二柳あおい。小学校から大学まで、ず~~っと一緒だったの。あおいは今、東京に居るんだけど、今日、こっちに帰ってきてたから、一緒に飲もうかと思ってね。」

「はじめまして、あおいさん。マスターの武田です。」そういうと、マスターは名刺を取り出し、あおいに差し出した。

「あ・・どうも。」

「美智奈ちゃんは、時々ここに来てるんだよ。ね。仕事のグチを言いにね。」

「やだあ、マスター、余計なこと言わないでよ!」美智奈は慌てて否定した。

「あはは、美智奈もグチ言うことがあるんですか?」あおいは興味深々だった。

「そりゃあ、あるよ・・ね、本当にたまにだけど、何だかイラッとした表情しながら入って来たときは、あ、今日はグチ言いに来たんだなって。」

「あのねえ~~~もうやめてよっ、マスター!帰るわよ。」

「ははは、でも、美智奈ちゃんがここに来る目的は、大体、朱里ちゃんの歌を聞きたいから、だよね。」

「まあ・・今日も朱里の歌を聞きに来たんだけどね。」

「朱里??・・どっかで聞いたような名前・・」あおいは、朱里という名前に何となく記憶があった。ただ、どんな人だったかはすぐ思い出せなかった。

 やがて店内の照明が消え、スポットライトがステージを照らすと、肩や背中がはだけたセクシーなピンクのドレスをまとった女性が、ステージに上がった。

 スポットライトに照らされた女性の横顔を見て、あおいは気がついた。

「朱里・・あれ、まさか、伊藤朱里??」あおいは思い出した。

「そうよ、伊藤朱里。高校の時のクラスメートだよ。今は結婚して、「早川」朱里だけどね。」

 朱里は、バックバンドの演奏が始まると、「Fly me to the moon」を歌い出した。

 華奢な体から繰り出されるセクシーで哀愁に満ちたボーカル。

 あおいは、思わず体を乗り出して前のめりになりながら、朱里の歌に聴き入ってしまった。

「朱里って、地味で目立たない感じだったよね・・高校の時は。絵ばかり描いていて、美大目指してるって言ってた記憶があるけど。」

「そうだよ。でも美大は諦めて、今は立派なジャズシンガーだからね。朱里は」

 歌い終わると、こちらに気がついたのか、朱里は手を降ってステージから降りてきた。

「美智奈、来てくれたんだ。ありがとう。・」

「朱里、ブラボー!今日もしっかり声が出てたわよ。今日は懐かしい顔を連れてきたよ。ね、あおい。」そう言って美智奈は、あおいの背中をポンと押した。

「え?二柳・・あおいちゃん??うわ~久しぶり~!元気だった?25年ぶりかな??」

「うん、朱里、久しぶり。まさか、シンガーになったなんて思いもしなかった。」

「あおいちゃんは今、何やってるの?」

「うん・・東京でしがない、サラリーマンしてるよ。」あおいは苦笑いしながら答えた。

「そうなんだ、でも、美智奈からあおいちゃんも結婚したって聞いたよ。お子さんも居るって。家庭持ちながらサラリーマンって、大変だよね・・」

「朱里も、結婚したんでしょ?」

「うん、2年前にね。」

「2年前?」

「旦那はピアニスト。普段は音大とかで教えてるけど、夜は私と一緒に演奏してるのよ。今日は仕事で来れないけどね。子どもは居ないけど、家でも一緒に練習したりして、楽しいよ。」

「そうかあ・・・好きなことやりながら一緒に生活してるなんて、うらやましいなあ。朱里は、高校卒業してからジャズシンガーになったの?」

「ううん、最初は芸大目指してたよ。絵を描くのが好きだったから、絵描きで食べていこうって決めてて。でも、なかなか受からなくって。2浪が決まった時、すごく落ち込んじゃって・・。そんな時に、たまたまストリートで電子ピアノ弾きながら唄ってた女の子が居て、しばらくその場で聴き入ってた。そのうち、不思議とワーッと涙が溢れちゃって。彼女が唄ってた曲がすごく心に染みてね。」

「それが、きっかけになったの?」

「うん、動機が単純といえば単純なんだけどね。絵は今も趣味程度に描いてるけど、自分が歌をやろうと心に決めたのは、まさにその時だった。」

「単純・・い、いや、ごめん、なんでもないよ。でも、すごいよね。そこでよく決断したよね。」あおいはつい出かかった言葉を飲み込んで、何とか取り繕おうとした。

「うん・・単純よね。」朱里はリスのようにクスッと笑いながら答えた。

「でも、若気の至りだったけど、どうせやるならとことんまで歌を極めたいって思って。日本で半端に音楽を勉強して、半端に音楽を極めるくらいなら、世界で通用するようなシンガーになりたいって思って。で、アメリカの音楽学校に通ったんだ。」

「え?アメリカに行ってたの?」

「色々調べて、ジャズからポップス、ロックまで幅広く勉強できる学校を見つけて、2年間通ってたんだ。今思うと無謀すぎたけどね・・言葉もよくわからないのに、単身でよく勉強できたなあって。で、勉強するうちにジャズに嵌って、それ以来ずっとジャズばっかり唄ってるんだ。」

「すごい、朱里・・あんた、高校のときは本当に目立たない子だったのに。絵が上手い子だなって印象しかなかった。ごめん。」

「あはは。でも、高校の時は本当に絵ばっかり描いてたからね。」朱里は笑いながらあおいの肩を叩いた。

「アメリカから帰ってきて、一時はレコード会社と契約しメジャーデビューしようかな?と思ったけど、今は地道にライブハウスとかで好きなように唄って、より多くの人と自分の音楽を共有したいって思ってる。で、そのうち気が向いたら、デビューすればいいかな~・・なんてね。」

「じゃあ、今は仙台に住んで、仙台で活動してるの?」

「生活の拠点は仙台かな。あとは旦那と一緒に、全国あっちこっちのライブハウスで唄ってるかな。」

 あおいと会話する時は、歌っている時と違い、自然で落ち着いた雰囲気の朱里。

「美智奈。あおいちゃん連れてきてくれてありがとう。会えて嬉しかったよ。」

「あたしも、朱里がまさかシンガーになったなんて、全然想像できなかったよ。ありがとう。今のあんたはかっこいいよ、すごく。」

「ありがとう。今度東京でライブやる時は、連絡するからね。」

 そういうと朱里は再びステージに戻って、ライブを再開した。

「輝いてるな・・・うらやましいよ、朱里。」

 あおいは大きなため息をついた。

「でも、朱里みたいに自分のやりたいことを追求し、見つけた人って稀かもね。」

 美智奈は冷静な表情でそう語った。

「あおい・・しばらくは仕事休んで、仙台で療養するの?」

「うん・・でも、あまり長くは休めないから。先生のオーケーが出たらすぐにでも復帰したいよ。じゃないと私の机の上に未処理の書類がたんまり・・ああ想像するだけでも恐ろしい。」

「あおい・・・がまんせず、言いたいことを言うのも大事だよ。」

「そんなこと言っても・・あいつらは、あたしの言うことなんて聞かないわよ。信じてるのは自分だけっていう連中だもん。」

「あおいが守るのは何?仕事?家族?それだけじゃないでしょ?」

 美智奈は真剣な表情で、あおいに問いかけた。

「自分を守ること・・ときには自分に正直になって、自分の感じたことに素直になってみたら。それで相手と衝突するかもしれない、あおいが孤立するかもしれない、でも、一番守らなくちゃいけないのは、自分だよ。味方は居るようで居ないよ。誰も助けてはくれないから。」

「美智奈・・」あおいは、少しうつむき加減だったが、やがて真っ直ぐに美智奈を見つめた。「ん?なあに?」

「たまにはいいこと、言うじゃん。いつも私をからかってばかりいるから、意外に真面目なアドバイスだなあって、感心しちゃった。」

「どういう意味よっ。」美智奈は、あおいの小馬鹿にしたかのような返答に、ちょっとムッとした表情になった。

「ごめん、お医者さんから、療養中は早寝早起きしろって言われてるから、そろそろ帰るね。」あおいはバッグを握りしめ、にこやかに手を振った。

「朱里~~!」あおいは大きく手を降って、その後、朱里に投げキッスした。

 朱里は唄ってる最中だったが、途中で止めて、にっこり微笑み、投げキッスを返してくれた。

 残された美智奈は、想定外のあおいの行動に、唖然とした表情になった。

「あの子・・本当に病気なの?色々慰めようと思ったのに。」

「いいじゃない、あおいちゃん、自分なりに何か答えが見えたんじゃない?」

 歌い終えた朱里が美智奈のテーブルに来て、美智奈に語りかけた。

「答え?」

「うん、あおいちゃんなりに、何か・・をね。そんな感じの表情だったよ。」


 あおいは数日間の休養後、医師の診断を受けて、順調な回復ぶりを評価されて、東京へ戻ることと、仕事への復帰を認めてくれた。

 だが、本当の戦いは、ここからであることは、あおいも重々承知している。

 たとえ部下達と分断されても、自分の気持ちにひたすら素直になり、腰を据えて戦おうという気持ちであった。



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