第8話 私は、自分の人生に意味が欲しかった。

苦しい。苦しい。助けて。

あの人は私が必要ないんだって

あの人はもう幸せだから

いらないんだって


私は自分の人生に意味が欲しかった。

子供の頃から誰にも愛されない代わりに

あなたが欲しかった。


──僕も、そうなんだ。

僕と君は大人と赤ん坊くらい違うけど、

僕は君が欲しい。誰にも渡さない。

だから、待っていて欲しい。──


─いつまで いつまで いつまで?─


ずっと、ずっと前、最初から。

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