君の声

1、

鳴らない電話を待って 何年たったのだろう

今なら気付けること 沢山あるのに


君がつぶやいた あの言葉の意味を

不器用すぎる素直さに


会いたいと思えば 思う程なぜだろう

すれ違ってく月のように


だからせめて もうこれ以上

遠くならないように 願わないって決めたの


今はただ夢の中で

君の隣にそっといたいだけ



2、

君との約束は 叶うことはないけれど

偶然のメロディは 懐かしい匂いがして


ずっと不思議だった 夢にでてくること

すべて君に繋ってたのに


知らないふりをして 見えないラブレター

今頃気付くなんて


すれ違う運命でも 「まだ間に合うよ」って言われた気がした


だけど今は ただ幸せを 祈ることしか

私にはできなくて


あれから気付いたらテレビの中

あなたの面影探してる


代わりなんてどこにもいるはずないのに


ただ同じ空を見るために 変わらなきゃって分かってるはず


最初からなかったことにするのは

どうしても出来なくて


だからせめて もうこれ以上

遠くならないように 願わないって決めたの


今はただ 幸せを祈ることしかできなくて


思い出して 笑ってたこと


叶うのならば もう一度

君の声が聞きたい

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