ちょっとの異世界旅行にいったら美人さんに会えて調子にのってカッコつけたら勇者でもないのに異世界の命運を左右することになるけどオレより従魔がメインな気がするそんな話
17.美人と別れた後にすぐ美人に会えるわけはない
17.美人と別れた後にすぐ美人に会えるわけはない
美人のエレナさんの案内でギルドでの登録が完了した。
エレナさんと離れたくない離れたくないが仕事がないと今後生活できない。
泣く泣く断腸の思いで街を移動することを決心した。
「エレナさん、ありがとうございました。エレナさんの推薦のおかげでギルドの運送一団と一緒にファストの街に行けます。エレナさんと離れるのは非・常・に・・非・常・に・残念です。」
≪ポーカーフェイス≫さんはお休みしてくださいね。
「ふふ、いいえお礼はいりません。こちらの都合もありますからね。ソラさんとは良い関係を築いていきたいと思っています。それからこちらを受け取ってください。」
エレナさんが胸・元・から美しい文様が刻まれているクリスタルが柄にはめられた短剣を差し出してきた。
価値は不明だが重要そうな探検なのは分かる。
受け取るとめんどうごとのに関わりそうなにおいがプンプンするけど、エレナさんとの繋がりを切らすわけにはいかん。
そういかんのだ。
「エレナさんとの絆の証ですね。我が家の家宝にします。」
もしかして好感度は悪くないのか、夢なら覚めないでください。
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やる気ポイント20獲得しました。
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なんとなくポイント取得のタイミングが分かった気がする。
「わたしと知人である証になりますので、王国騎士団の詰所かブラウン家でこちらを示せばわたしに連絡をつけることできますので、困ったことがあれば使ってください。」
これは絶対になくすわけにはいかないアイテムボックスに大切に保管しておこう。
「できる限り自力で頑張ります。こちらではツテが全く無いので助かります。ありがとうございましす。」
「帰国されるのはいろいろ、頑張ってください。」
エレナさんと最後に握手をして泣く泣くお別れした。
見えなくなるまでギルドの前でエレナさんを見送った。
この手を洗わないといけないのもまた悲しいことだ。
「ブヒブヒ?」(主良いように利用されるだけじゃないか?)
おお、パッシーいつの間に起きていたんだ。
「いいんだよ。それでも美人とお近づきになれるのなら、それにある程度こちらにも配慮してくれるみたいだしな。友好的利用関係?みたいだし。この世界でなんであれ頼れる人は必要だしな。」
美人とお近づきになるだけが目的ではない、例え9割以上がそうだとしても。
「あ、宿が分からん。地図アプリで探すか。」
「ブヒブヒ!」(飯がうまいところが良いぞ!)
それはオレもそう思う。さてどこにあるかな。
この地図アプリただ店の場所がわかるだけでなくその店ほ簡単な説明があった。
めんどうだがまずい飯は避けたいのでしっかり確認しよう。
そのなかで飯がうまいと評判の宿に向かった。
地図アプリで目をつけた。《あらしの凪亭》へやってきた。
「いらっしゃい。」恰幅の良い、気の良い食堂のおばちゃんって雰囲気のある女性が店番をしていた。
「今晩は従魔とオレで一部屋食事は2人前で2泊お願いします。」
こういうグイグイきそうなおばちゃんは苦手だ。
「はい、従魔と一緒で食事朝夕付きで銀貨1枚、2泊で銀貨2枚ね。」
ポケットからあらかじめ用意していた銀貨2枚を渡す。
「はい、ちょうどね。部屋は2階の204号室ね。食事は朝夕ともに6時~9時の間だよ。」
「分かりました。」
カギを受け取って部屋に行こうとしたが、時計をおばちゃんの後ろを見ると6時を回っていたので食事を先にすることにした。
「すいません、食事はすぐにできますか?」一応確認を取った。
「ああ、大丈夫だよ。それじゃ適当に席について待っててくれ。」おばちゃんが奥に引っ込んでいった。
「ブッヒ、ブッヒ」(めっし、めっし)
パッシーが飯と分かってテンションがあがってるようだ。
痛くないけど、でも頭をたたくのはヤメロ。
少し1人用のテーブルで待っていると食事が来た。
「お待たせ、今日の夕食はオークステーキとサラダ、リルルだよ。」
おお、テンプレ料理オークステーキですか、サラダは葉物野菜にキュウリっぽいものに白いソースがかかってるな。
リルルのこの飲み物か。
「ブヒブヒ」(主食っていいよな。食うぞ。)
パッシーが食欲を抑えられないようだ。
「よし、食うぞ!」
結果を言うと飯はまぁ、普通だった。
良くある、オーク肉やめっちゃうまいとかはなく、普通に豚肉だった、上位種に期待しよう。
リルルは強い酸味のある果汁100%のリンゴジュースが一番近いかな。
部屋に行って、ギルドの資料を確認しよう。
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