あらすじにベタと書いてある通り、ボーイミーツガールの巻き込まれ型の導入ではありますが、主人公葛城は斜に構えてあくまで泰然自若(?)としているので、一方的にヒロインに振り回される系のストレスはなく、妙に頼もしく感じます(笑)
戦闘描写も秀逸で、決してチートとは言えない能力を頭を使って駆使しての戦いは結構手に汗握ります。バトルシーンに入ると続きが気になってどんどん次の話を読み進めていってしまいます。
ヒロインの九条との近づいてはまた離れの関係性も、それぞれの個性が出ていて絶妙なさじ加減です。
異世界チート無双や、出会って1話で主人公にべた惚れヒロイン等に飽き飽きしているそこのあなた、是非一度この作品を読んでみて下さい。