第14話 ボーっと生きてんじゃねえよ!
いきなりアレなタイトルですが、これはNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」の主役であるチコちゃんの名台詞です。
初っ端から脱線してんじゃねえ!と、チコちゃんに叱られそうですが、今回はマジです。ギレン閣下のあの台詞とどっちにしようかな?と考えた末、流行に乗っかりました。ギレン閣下も後程登場してもらいますけどね。
では本日のテーマです。
「コンテストに関係ない、もしくは、応募要項に沿わない作品で応募する人が多すぎる!!」
なのですよ。話は少し前の事になります。1200字のコンテストで、『ニコ生「カクヨム甲子園2018」特別番組企画 ~人気ラノベ作家の蒼山サグ先生がキミの物語を添削~ 高校生以外も参加OK!』の話です。
自分は2作品も応募しましたよ。それで、ちょうどニコ生を見る機会があったのです。結果発表の時ですね。
その時、蒼山サグ先生は応募作品をすべて読まれた上で、「大変楽しかった。ガチャを引くような感じで、次はどんな作品に出会えるのかワクワクしながら読みました」と、こんな感じのコメントをされていました。残念ながら自作品は出てこなかったけどね。自分の作品も読んでもらったんだと思うととても嬉しかったな。
さて、何が言いたいのかというと、蒼山サグ先生が読んだのは、「応募要項に合致した作品のみ」なのですよ。「125作品の応募があって、その中の112作品」だった(数字は適当だが概ねこんな感じだった)のです。字数のみで他の基準はない。
1200字は結構厳しいとは思ったが、約1割程度は字数オーバーしていた。応募要項ちゃんと読んでたの?字数が違っているだけで読んでもらえないんだよ。
つまり、規定外だとスタートラインにも立てないで、ゴミ箱行きなんだぞ。
紙で応募するならそうなる。ネット小説だから捨てられることはないが、ソート機能で1200字以下にして検索するだろうからな。最初から除外確定。1文字オーバーしたけど自信作だから読んで欲しいみたいなのは無し。除外です。
その時は、まあ、1割くらいならそういう人いるかもねと思っていた。
先月末、二つのコンテストの締め切りがありました。「電撃 《新文芸》スタートアップコンテスト」と「サイバーセキュリティコンテスト」です。
自分は両方に応募しましたよ。ええ、しっかりと完結させ字数も合わせましたとも。
電撃の方は「遊星迎撃隊―Starship Breakers」で84,746文字。週間ランキングは現在123位です。
こちら字数は8万字以上です。週間ランキング200位以内で8万字未満の作品が29ほどありました。
ん?マジですか?約15%ですよ。多くないですか?
200位以内という事は、☆もらってる作品なんですよ。その中で15%って多いと思う。全部見る気無かったんですが、ランキング下位の方にはもっとゴロゴロ8万字未満の作品ありそうです。暇な人、数えてみたら面白いと思いますよ。
次、サイバーセキュリティの方ですが、「俺の愛しいアンドロイド」で応募しています。現在週間ランキングは58位、125834字で完結しています。
こちらは字数が10万字~16万字となっております。
ここであっと驚く数字を披露しましょう。
応募総数284作品
1万字未満の作品は85作品。
1万字から2万字未満の作品は15作品。
2万字から5万字未満の作品は31作品。
5万字から8万字未満の作品は13作品。
8万字から10万字未満の作品6作品。
10万字から16万字の作品116作品。
16万字を越えている8作品。
これ、酷くないですか?
規定内の作品が一番多いのは当然ですが、その次は何と1万字未満ですわ。
5万字以下にすると131作品……。
( ゚д゚)ポカーン
何と規定内の作品数よりも多いのです。
あのね。さっきも書いたけど、規定の字数と違ってたらゴミ箱行きですよ。
スタートラインにも立てない。
字数オーバーな人は上限見逃してたのかな?募集要項よく読もうね。
8~10万字未満の人は、頑張ったけど間に合わなかったんだよね。仕方ないよね。でも頑張ったんだよね。
それ以下の人。何考えてんの?
特に、1万字未満の85作品の作者。
諦めないで最後までしがみついて書いてたのなら何も言いませんが。
しかし、諦めて書くの止めたのなら応募も取り消すべきでしょ。
違う?
「ボーっと生きてんじゃねえよ!」
チコちゃんに叱ってもらいなさい。
最初は頑張って書く気だったけど、途中でエタってしまった。
そういう事あると思うよ。それに対して文句は言わない。
家庭の事情とか、仕事の事情とか、やりたかったけど出来なくなった事情があるのかもしれない。それに文句を言うつもりはないです。時間が出来たらまた書いて欲しい。
さっきも言ったけど、諦めた時点で応募取り消して欲しい。
でも、この怪現象は理解できないぞ。
あからさまに字数不足で完結している作品の応募。
何だこれ?こんな作品をコンテストに突っ込んできた作者様。そんな方々にはこのお言葉をプレゼントします。ではギレン閣下お願いします。
「敢えて言おう、カスであると!!」
これは個人攻撃ではないですよ。これがカクヨムの文化ならかなりマズイと思うのです。
こういう行為はコンテストの質を下げると思うし、カクヨムの質的低下をも招く可能性がある。そして、読み専の方々からすれば、こういうコンテストが面白いのか、参加作品が面白いのか。少し考えればわかるでしょ。
このエッセイでは読み専の人を大事にすべきだと訴えています。しかし、今回のサイバーセキュリティコンテストにおいて、多数のカス作品が応募された事は大変残念です。これは、読み専の方に悪い印象を与えているのではないかと危惧しています。というか、もう与えているんじゃないかな?
何をするのも自由。しかし、責任を持って欲しい。失うのは自分の信用だけではないぞ。サイトの信用やコンテストの信用も貶めるのだと自覚して欲しい。
以上、説教臭くなってしまったが、あからさまに異常な事態だと感じたので書かせてもらいました。
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