第73話

「フフ…、怖くないわよ。」

 息がかかるほど藤峰子の顔が近づいてきた。

「ま、待って下さい……。」

 今は、まだ【シンデレラ・フェイス】を装着つけていない。

 キショくてブサイクな大庭久のままだ。


「どうした…? 昨夜きのうセレブ美女とキスくらいは済ませたンでしょ!!」

 イロっぽい眼差しでボクを見詰めた。


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