第57話

「ゴメン! アスカ! 私、行くね。

 じゃァ~ね ェ…👋😃」

 急いでウララはプリンスと呼んだ彼を追い掛けた。


「ふ~…😳✨💕」

 まるで大型ハリケーンのような美少女だった。

 ボクの心を掻き乱し、鋭い爪痕を残して去っていった。


 刻々と時間だけが過ぎていく。


 大音量で馴れないヒップホップを聞かされ正直、頭が痛くなってきた。

 外の空気でも吸おうと店を出ようとした。

 エレベーターに乗ろうとすると背後から女性の声がした。

 

「待って!!」

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