　藤峰子がボクの横から姿を消すと、次々と美女たちから誘われた。

　だが、ボクはすっかり雰囲気の飲まれてしまった。

　元来、こう言う賑やかな場所（ところ）は苦手だ。

　店の隅で飲んでいると一人の金髪美少女が近づいてきた。

「フフ…、どうしたの？　イケメンさん！！」

　彼女は真横に座り、ボクの二の腕に豊かな胸を密着させてきた。

「う、ゥ…。」

　ボクは思わず身を固くしてしまった。

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