第14話 ナゾの美女 藤 峰子
「ど、どうも…😅💦💦」
ボクがBMWの助手席に乗り込むとすぐに発進した。
顔の痛みは、ほとんど無くなった。その代わり薄皮のようにシンデレラ・フェイスが剥がれ落ちてきた。
「……😔💦💦💦」
貼り付ける前は、透明で艶々と光り輝いていたのに手には白く濁りシワくちゃになった使用済みのパックだけが残った。
「ン…、予想よりも早くリミットがきたようね!!」
真っ紅な髪をかき上げ運転しながら美女が笑いかけた。
彼女の名前は藤 峰子。
ボクには、そう名乗った。
当然、偽名だ。
正体不明のナゾの美女だ。
奈南とは違う妖艶な香水の匂いがボクの欲望を駆り立てていった。
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