第9話 リミットが迫っていた

 もう時間がない。

 急がなければ、シンデレラ・タイムが過ぎてしまう。


「な、奈南…。」

 ボクは焦っていた。

 まさぐるように奈南の豊かな胸の隆起を揉んでいた。


「フフ…、どうしたの。まだ時間は、たっぷりあるわ。」

 余裕の笑みを浮かべた。

 彼女はボクの事情を知らないのだ。

 そんな悠長な事は言ってられない。

 リミットは差し迫っていた。


 シンデレラ・フェイスの効果は、およそ3時間。

 もう既に2時間半は過ぎていた。

 もはや待ったなしだ。

 一刻を争う。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る