直立せよ、ナイトガラン

碌星らせん

　眼下には、白いあばたの大地。そして彼方には、青い星。

「行くぞ、ナイトガラン。地球（あのほし）を救ってみせろ」

　あまりにも巨大な宇宙人の母艦をバックに、俺は叫ぶ。

　それに応えるように、全高40mのロボット、ナイトガランの全身が、低く呻るように鳴動する。

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　これは、人類の技術と弛みない汗と努力によって生み出された巨大ロボットが。

　地球を救うまでの物語。

『直立せよ、ナイトガラン』

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