第28話 予想って結構あたるよね?


ラプターの様子が変だった.....何かオレに隠し事をしている、

おやっさんとオレとの間に隠し子ごと何って....酷いよ!

酷いから、おやっさんの家を調査する!


まだ朝だから、夜まで仕事をしないとわるい。

街の事は、大概おやっさんに話を聞かないと、

何も解らない状況なんだよな?


おやっさんと仕事の話でもするかな。

まずは、探さないとな。何処かな?


{アヴェンタの屋敷でラプターを発見した}


おやっさん、最近の街の進捗状況を説明してくれるかな?

『おっ!いいぞい。』


ダンジョンは、あの後どうなりました?

『ダンジョンはな、水路からダンジョン内に、

水を流し込む水路を作ってな、ダンジョン内を水没する様に

してみたんじゃよ。』


ふむふむ、ダンジョン内に入れた水は、どの様にして外に出すんですか?

『それはな、ダンジョンコアーがある部屋の奥に水をみ出す

装置を設置したんじゃ、汲み出した水はな外の小川に流れる仕組みじゃよ。』


甘い蜜は水に溶け出さないんですか?

『それは大丈夫じゃ、水を抜いたダンジョンに入って、

ダンジョン奥にあるスモール・ビーの巣を壊せばな、甘い蜜が回収できる。』


『あと汲み出したときに、スモール・ビーの死骸が

組みあがって来る時があるんじゃがな、それは小川に柵をしているから

柵の場所で、スモール・ビーを回収すればいいんじゃ。』


よく考えてますね!

『儂だけでは無理だったから、ヨランド卿と2人で作ったわい。』


ヨランド卿って、業の神・エストーケ様の配下でしたよね?

『そうじゃぞ、あやつの業は儂にも引けをとらないからの。』


なるほど!2人で作り上げた仕組みなんですね!

『そうじゃぞ。久しぶりに、楽しくてしょうがなかったわい。』


ヨランド卿って美人のお姉さんですもんね~!一緒に作業したら、

そりゃ~楽しいでしょうね。

『つきれん様は何を言っているのじゃ!お互いの業をだな...

見せ合う機会が無かったから、業をだな...見せるのが楽しかったのじゃ!』


へ~業を見せ合うのが楽しかったんですね!

『そうじゃぞ!あやつは凄腕じゃからの~!』


(なんと言うか.....何となくオレは解ってしまった!)


ダンジョンはウラカンさんとイオタさんに、説明してるのですか?

『いや...今から説明しに行こうか?』


そうですね~今から行きましょうか?

『うむ。』



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



{ゴブリナ居住エリア}


お~おおおおお!ゴブリナの集落が凄くなってる!

長屋風の建物や宿屋風の建物が立ち並んでいるよ。


『ダンジョンより、ゴブリナ達の居住エリアを優先して、

建設して行ったからの、どうじゃ?最先端の建築物件は?』


ウラカンさんやイオタさんは、何と言ってました?

『これから会うのじゃから、本人達に聞けばよかろう?』


それもそうだ!

『じゃろ!』




{イオタとウラカンと合流した}


ウラカンさん・イオタさんどうですか新しい住宅の住み具合は?

<つきれん殿、新しい住居は凄いですぞ!>

【最新設備の住宅って聞いたのですけど、これが天界での最新式なのですか?】


『そうじゃ~天界では此れが当たり前の住宅なんじゃぞ。

下界ではこの様な住宅は、まだ国王とかしか使ってないぞ。』

《凄い!凄すぎる!》


2人とも声がハモッてますよ!そんなに気に入って貰えたんですね?

<つきれん殿、当たり前だ!>

【建物の中に、トイレやお風呂があるんですよ!信じられますか?】


いや...信じますよ。

(こちらの世界では、凄い事なんだろうな?)


『大興奮の所をすまんのだが、ダンジョンの仕組みを

二人に説明しておきたいのじゃが...いいか?』

《はい!》





{ダンジョンに付いても2人は大興奮した}


<此れがダンジョンなのか!?>

【水を抜く仕組みが、大掛かりなのが物凄い!】


『そうじゃろ!そうじゃろ!』

(おやっさんも褒めてもらって大興奮していた)


『これをな...こうするとな....こうなるんじゃよ!』

《ふむふむ》


『これを押すと、水の汲み上げが始まるぞ。』

《おおおおおおお!》


<これを私共で、使っていいのですね?>

はい!此れを使って、安全に作業して貰えますから

甘い蜜の回収とスモール・ビーを獲ってきて欲しいのですよ。


『故障したら儂に言ってくれ。』

《はい!》


ウラカンさんとイオタさんに交代で人員を出して貰いたいですね。

ダンジョンでの作業・香辛料畑での作業・港での作業・漁も出来ますよ?

無理しないで、交代に作業させてくださいね。

《解りました。》


その分のお給料は、アヴェンタ様より貰えますので、

お給料で食べ物や生活必需品などを買って行って下さい。


『遊ぶエリアも充実してきたし、飲み屋街も出来上がってきてるぞ。』

<ラプター殿、私達は、お金の使い方を知らないので、教えて欲しいのですが?>

【それは私も思いました!是非とも教えてください。】


おやっさん、そこの所も宜しく頼むよ。

『儂で良ければ構わんぞ。』



{こうして夜になった}


まずは、ハラマの家を襲撃します!


{コンコン...ガシャ...ガシ!グルグルグル...ボテ...}


はい!此処まで3分経過しました!

それではお隣のラプターさんの家を覗いて見ましょうかね?


どれどれ?居間には居ないようですね?では食堂なのかな?

あっ!居ました居ましたよ!食堂で夕食を...2人分ありますね?

これは...来客の分なんでしょうか?それとも...!


あっ...顔が見えませんが...ボディーラインだけは見えてます!

薄着の格好ですね、一緒に住んでるのかな?えっ?


お相手は誰でしょうか?


んっ...顔が見えない!一階に行っても見えないか...

頑張ってみます!楽しそうに話し込んでますね!

あっ!2人ともテーブルの椅子に座るみたいです。


どれどれ~どんな人なんですかね?


.........


.........


アヴェンタ様ではないよ?


相手は、皆さんの予想通りのお方でした...

おやっさん...幸せになってください。


{つきれんは、ハラマの家を後にした}


ハラマ(うぐぐぐんんんんんん)


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