閑話 新しい仲間達
{港町トゥールズ船で、出発して12時間後}
海の眷属の町、ベ=マオーに辿り着いていた。
人口は2万人前後だそうだ。主な交易品は、
真珠・珊瑚・昆布・天草・魚油・海産物などがある。
海の幸が豊富で、トゥールズより海の品物が多い。
海の物で、この町で、揃わないのは無いのかもしれない。
この町の産業は、主に造船業が盛んだそうだ。
この周辺の船は、殆どがベ=マオー産の船だそうだ。
横が5キロ・縦が8キロの島に、此れだけの産業と交易品、
海の神・ヴェネーノ様の手腕は大した物だ。
アヴェンタ様にも、見習って欲しい物だな。
当の本人はと言うと、町に観光に向った.....チッ!
新しい部下も、人数が揃ったみたいで、船上で紹介された。
1人目が、准男爵・ウルス
金髪の髪が綺麗な、イケメン神族だ。
得意な分野は、執務仕事・治安維持・外交なのだそうだ。
2人目が、准男爵・セスト
赤髪が良く似合う、二枚目なお兄さんだ。種族は神族。
得意分野は、軍事作戦・治安維持・教育なのだそうだ。
3人目が・准男爵・エレメント
薄い金髪で、ロングヘアーが素敵な、お姉さんだ。種族は神族。
得意分野は、外交全般・法律・交易取引みたいだ。
4人目が、士爵・ジャルパ
種族は、天使族・男性天使だ。
得意分野は、軍事作戦全般・勧誘・諜報だそうだ。
5人目が、士爵・ウラッコ
種族は、天使族・男性天使だ。
得意分野は、船全般・交易取引・算術・外交などだ。
6人目が、士爵・ジェレミー
種族は、天使族・女性天使だ。
得意分野は、戦闘全般・人材育成・策略全般などだ。
まだ妖精族の人材が決まってないそうだ。
決まったのは、この6名が今の所は採用された人材みたいだな。
その他に、私設秘書を2名程、雇うと言っていた。
アヴェンタ様の眷属も、一気に多くなった。
これからも、増えるかもしれないが。
オレが関係あるのは、アヴェンタ様と神族の3人
それと、自分の部下だけだ。
神族の3人の部下までは、オレは知らない。
管轄外だろうし、何か言っても迷惑だろうからね。
それと、拉致被害者の種族がバラバラだったのが悩みの種だ。
ウラカンとイオタの村からも5人も攫われていた。
村に付いたら、直ぐにでもウラカンとイオタの許に返してあげないと。
問題は、その他の子達なんだよな。
何処に住んでるかも、今の所は不明だから、ウラカンやイオタに、
協力をお願いして、子供達を村まで送り届けないと、行けないのだ。
その役目は、全部、オレに回ってきそうだな。
多分、アヴェンタ様ならオレに押し付けるな。
間違いないだろうな。
ま~子供が元気に村に帰れるのなら、オレもやる気を出さない訳には、
行かないだろうな、おやっさんに馬車を作って貰えるかな?
街に付いたら、おやっさんに相談してみるしかないな。
リスルドにでも、馬車を牽かせれば、早く大陸移動できそうだし。
危険も少なく済みそうだよな。
それと、アヴェンタ様に言って、新しい街の名前も決めないと行けない。
アヴェンタ様に決めてもらわないと、オレが決めると。後で何か言われそうだ。
街に付いたら、重要な人物を集めて、会議をしないとわるそうだな。
そうして、色々な決め事をした方が、良さそうだ。
オレ1人で、何でも間でも、出来ないからね、
他の准男爵にも頑張って貰わねば、オレの身が持ちません。
それと、子供達を返す時に、村に寄ったら、布教もしないと、
わるそうだよね、しなかったら、怒られそうだ。
問題が、山済みだな。
オレ1人では、出来なくても、仲間に助けてもらい、
1つ1つ解決して、行けば何時かは、終わるだろうな?
がんばろう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「つきれん様?どうされたのですか?」
『ぽんぽんが痛いの?』
ちょっと考え事をしてたんだよ。
「どんな事を考えてたのですか?」
えっ?それは~
『私が可愛すぎるとかでしょ?』
(よし、海に落とすか。)
それぇ.....どぼん。
それはね~レッチャットさんが、可愛いなって思ってたんですよ。
「きゃ~嫌だ。また冗談ばっかり言って、怒りますよ。」
あははは、ばれてしまいましたか。
「やっぱり冗談だったんですね。」
「もぉ~~許しませんから。」
「あっ...」
んっ?.....どぼん!
よっ!ハラマさん元気?
『......』
ハラマさんは、器用だね。海の中で寝る何って。
『......』
返事が無い、此処にで捨てて行くか。
『いや~私も連れて行ってください。』
えっ~~~~!
『嫌そうな顔した。シクシク』
冗談ですって、さ~行きますよ。
『わんわん』
{ハラマをビーチ板にして、浜辺に向った。}
『私の扱いが、最近悪くない?悪いよね?』
{ハラマの大声が、港に響いていた。}
『アヴェンタ様、私の労働環境を良くして下さい。』
〈んっ?空耳かな?〉
〈誰か、ボクを呼んだかな?〉
≪いえ、何も聞こえませんでした。≫
〈だよね~。〉
{こうして、海の眷属の町を堪能した、アヴェンタドール一行であった。}
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