第13話 お師匠さま私にも・・・


友の女神・ミウラ様は(お姉さん系)ミウラ人材斡旋所じんざいあっせんしょの責任者だ。


このお姉さまも、ボンキュボーンな体型をしている。

実にけしからん!


そろそろ本題に入ろう!

オレは部下を探しに、ミウラ人材斡旋所にやって来た。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



ミウラ様!


オレが希望する人材は、神族の人は、武力と統率力があり、秘書的な事も出来る人材を求めてます。

天使の人に求める物は。治安維持に長けてて、法律にも明るい、そんな人材が良いです。

妖精の人には、建築や物作りが出来る人材が、理想的ですね。

そんな方達は、居ますかね?


「ふむふむ、少しお時間を頂かないと、ご要望の人材は見つかりませんね。」

「一週間後に、また事務所に来てもらえますか?」


はい分かりました。

では、宜しくお願いしますね。


「ご要望に答えられる様には、努力してみます。」


あっ それと・・・


{オレは、こっそりミウラに、裏の要望を伝えた。}


よし、アヴェンタの所に戻るかな。



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アヴェンタ様、ミウラ様には希望する人材を探して貰ってますが、

一週間位の探す時間が、必要みたいですね。


「ボクの新しい部下を、探しに行くから着いて来て。」


はい?オレの時は、自分で探せって言ったのに・・・


「んっ?何か文句でもあるの?」

「ボクは、これでも辺境伯へんきょうはくなんだけど?」

「ねぇ~わかる?」


今のアヴェンタ様に、逆らっても得はありません・・・


「そうだよ!ボクは偉くなったんだ。」

「わかったなら、部下探しに行くよ。」


はい・・・

(何時か下克上げこくじょうしてやる。)



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



{ここは、神族の学校なのかな?}

{そして今いる場所は、校長室って感じかな?}


「どうもお久しぶりです。」


『アヴェンタドールではないか、久しいな。』


「師匠、ボクはこの度、辺境伯に就任しました。」

「付きましては、優秀な部下が欲しいのです。」


『ほぉ~キミも偉くなったものだね。』

『昔は、悪さばっかりして、働きたくないって言ってたのに。』


「いやぁ~そんな事を言いましたかね?」

(目が泳いでる・・・)


『どの様な子が、部下に必要なのかね?』


「政治・法律・多少は戦える事が出来る子を一名。」

「それと、治安維持・交易・交渉が出来る子を一名。」

「二名で良いのですが、優秀ならもう一名程、雇っても余裕はあります。」


『ほぉ~流石は、辺境伯にもなると、雇う人数も多いの。』

『今回の領主就任で。多大な出費もあるのに、思い切って雇うのじゃな。』

『関心関心。』


「師匠の教えが、良かったせいですよ。」


『心にもない事を、言う出ないわ。』

(何か嬉しそうだ。)


大師匠様(名前も知らない)

私にも、神族で優秀な、子を紹介して下さい。


『お前は誰じゃ?』


私は、秋月蓮と申します。

アヴェンタ様の下で、準男爵じゅんだんしゃく位をさせて貰ってます。


『アヴェンタドールよ、こやつは、弟子なのか?』


「いえ、ただの部下です。」


『なら、お前など知らん!』


そんな・・・冷たいです。


「師匠、お願いします。」

「優秀な者が居たら、ボクの執務室しつむしつまで、来るように言ってください。」


『うむ!』


オレにも・・・優秀な・・・

{怖い顔で睨まれた。}


「キミ、帰るよ。」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「キミさぁ~師匠に、何って事を言うのさ。」

「今度、師匠に会った時に、ボクが怒られるじゃないか。」


すいません・・・


「二度としないでね。」


はい


{怒られちゃいました。}

{てへっ}


では私は、村に戻って、作業の続きをしてきます。


「何を言ってるの?作業より大事な事があるんだよ。」


はい?


「新しい信者の事務手続きが済んでないの。」

「ボクとキミしか居ないんだから、二人で仕事をしないとね。」


事務処理ですか・・・


「手続きが終ったら、海の神・ヴェネーノと交渉して来てね。」

「月々の航路の使用料金を安く上げる事。」


ヴェネーノ様に、航路使用料金を払わなかったら、どうなるのですか?


「そりゃ~あれだよ!船は二回に一回は難破なんぱするよ。」


うへ~50%の確率なのか・・・


「だから、交渉はきっちりしてね。」


了解です!



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



{慣れない事務仕事を、ひたすら続けた。}


あっ~~~もう駄目だ。疲れましたよ。


{ここ何日かは、同じ仕事を永遠と続けてる。}


「あと少しだから、頑張れ!」

「この仕事が、終ったら美味しい物を、食べに行こうか。」


良いですね!この仕事を、早く終らせましょう。


{名前の登録・現住所・村の管理者・同じ事の繰り返しだった。}



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「つきれん。おつかれ~」


いや~疲れましたね。

5日間位は、同じ仕事の繰り返しを、したのではないですか?


「その位は、したかな?」

「まぁ~終ったんだし、ぱ~っと飲もうよ。」

「今日は、おごちゃうよ。」


ありがとうございます。


うほぉ~~天界の豪華な料理が、沢山オレの前に並んでいる。

最初は、この大きな蒸したエビから、頂こうかな。


うほぉ~伊勢エビ見たいな食感だな!

ソースが二つあるね? デミグラスソース風に、マヨネーズ風と来ましたか!

くぅ~どっちで食べるか、ここはマヨネーズ風から頂きます。


んぅ~~~美味しい!

噛んだらエビの旨みが、どんどん口の中に広がってるよ。

デミグラスソース風も挑戦してみよう!


こちらも美味しいな!

(お酒が飲める人なら、ここでビールでも呑むんだろうな?)

(でもオレは、下戸なのでお酒は飲めません。)


{お酒が飲めなくても、人生を無駄にはしてないよ。}

{お酒が飲めない分は、美味しい物を食べるから。}


明日も頑張ろうぉ~~!

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